介護事業・・産業ケアマネジャー

こんにちは 介護ビジネスコンサルタントフクロウ 安部 浩行です

先週から産業ケアマネージャーが話題になっています。10日の規制改革推進会議での「介護離職ゼロ」の実現向けた意見の中にでてきた言葉です。

産業医をもじってつけた名称のようですがケアマネージャーに必要な知識を身につけるセミナーを開催し受講したケアマネージャーがなる制度で実現に向けて具体化を働きかけると報道されいます。

私自身、第1回の試験で合格して以来、他の事業所や管理者の兼務をしながらケアマネージャーには係わってきました。現状、主任ケアマネージャーの受講資格はないようなのでホッとしています。

この産業ケアマネージャーが今くすぶっているケアマネージャー達に新しくモチベーションがもてる仕事であることを期待します。

それは、ケアマネージャー離れが起こっている事。試験は難しいくて、更新費用はかかる。法的な規制は多くなり、報酬面でのメリットは減っています。

まずは、ケアマネージャーの資格制度を変えること。せめて国家資格にランクアップしないと資格自体の価値が低すぎるます。受験者は減っている、資格は持っていても使わない。ケアマネージャーに成りたがらないです。

報酬面ではどこかにサイトにありましたが、ケアマネージャーの平均給与35万円に対して「そんな求人見たことありません」という現役ケアマネのコメントがありました。この辺での求人は、いいところ20万円前半です。だれかが高額にもらって平均値をあげているのでしょうか?

基礎となるの資格が看護師や医療系の技師の場合、わざわざ給与を下げてまでケアマネージャーになる人なんていません。介護職員処遇改善加算も対象外で介護員の給与との差も無くなってきています。

そして、立ち位置です。介護保険制度と経営者との板挟みなり、ケアプランチェックや自立支援会議に対応しながら仕事していると嫌になり辞めたほうがいいと考えている人も多いと思います。

しかし、別の角度から見ると、ケアマネージャーから産業ケアマネジャー育成するとしてなれるのはほんの一部だと思います。難しい試験に合格しているから全てが同じ能力であるという思い込みはもってはいけません。

職種や資格・勤務していた事業所、法人の規模、よりまっている知識や経験も違います。単純に勤務していた事業所が、病院などの医療系なのか、社会福祉法人なのかでも違います。

医療が詳しい、社会保障制度が詳しい、いろんなタイプと基礎学力の違いもあります。福祉系の大学、一流大学を卒業した人や専門学校を卒業した人、介護業界で長く仕事している人、現場の経験がある人、歯科衛生士、柔道整復師などなど

医師とケアマネージャーを比較するわけではありませんし、産業医と同じ仕事をするわけでもないと思っていますが例えば、企業がケアマネージャーを直接雇用するなど新しいシステムができていくのであれば面白いと思っています。

私は、大企業は介護離職を防ぐため介護サービス事業所や老人ホームをもつ時代がくると考えています。直接は、運営しなくても業務連携をしたり委託したりなんらかの形で専用の施設を持つようになっていきます。

経営が苦しい介護サービス事業をM &Aにより子会社化したり、社員の福利厚生で介護費用を助成するなど、中には介護保険だけでなく独自のシステムをミックスするなど安心して仕事に集中できるようしていきます。

産業ケアマネージャーだけではなくて、受け皿も必要ではないかと考えます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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事務所の名前とマークのフクロウは「福老」「不苦労」の漢字を当てられます。老いた方々に幸福を与えることができるような仕事をしたいと命名しました。

介護事業コンサルタントフクロウ 安部 浩行

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