こんにちは。オフィスABUの安部浩行です。
ご愛読いただきましてありがとうございます。
しばらくの間、ブログを更新しない間に新型コロナの取り扱いも変わり、16日には名称も「コロナ2019」に変わると発表されました。
最近、いつまでマスクをするかどうかが話題になっています。強制的にしろとも言えず、かといって介護業界ではしないと不安です。
通所だと利用者から感染者が出たら、1週間から10日の休業をしなければならないです。職員が感染者や濃厚接触者になれば休ませるのその補償はどうするの?
対応の仕方を間違えると、職員離れが起こり得ないです。退職した職員の補充はできないのが現実です。
SNSでも、介護職員の投稿がありその中にはクラスター時の出勤手当がいくらだったとか休業補償はあるとか情報交換やアンケートがあっています。
管理者が弱気になる、「辞められた困るから、注意ができない。」「これ以上負荷をかけると辞めてしまう。」などの声が聞こえてきます。
そんな職員管理で、運営ができのかと思ってもこの業界は、職員数が基準数を下回れば営業規模を縮小せざる得ないからです。
数字を求めながら健全な運営を理想とする経営者も、法令遵守を追求することと職員の数を維持することの両立には頭を痛めています。
ハラスメントで仕事させることは絶対あってはいけませんが、きちんとしたルールが守られなくなる、なんでもありみたいなやり方も問題があります。
今は外見(髪の色)がどうかという時代ではなくてその方の人柄であり言動であり行動であります。
指導の方法も素人から育成するくらいのメソッドが必要ですし、極論ですかどんな有名な方も例えば将棋の藤井九段も最初は素人だったはずですから。
人を指導する時の名言の一つに太平洋戦争で有名な山本五十六長官の言葉があります。
「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、誉めてやらねば人は動かじ」
この言葉は、パワーハラスメントどころか暴力が肯定されていた時代と環境での言葉であることですばらしいと思います。
しかし、私は変な癖で別の角度から解釈を考えてしまいます。この言葉は、当時教育レベルが低い国民の多くが兵隊となるための訓練を行う際に必要だったのではないかと
つまり、できない人を兵隊するにはここまで手をかけないと一人前にならないよ。という意味ではないかと思います。
兵器の取り扱い方や飛行機の操縦、戦術の理解、多くのことを学習してマスターさせるためには、教える側からアプローチしないと上手くいかないことだと言いたかったのだと。
これは、今の介護職員の指導にも同じことが言えると考えます。まずは、高く評価して上から教えるのではなく、下に自分から降りていって教えることです。
特に、まだこの業界が浅い方は何もわかっていないくらいの関わり方で教えていくことです。このくらいはとか考えない方が自分のストレスにもなりません。
高いところから評価してしまってその結果に指導者自身が落ち込んでしまうのではなく、この位までできるんだとポジティブに考えるように自分の立ち位置をコントロールすることです。
「できない」「できない」の繰り返しでは指導される方も嫌になってしまいます。「できた」「できた」がいい循環を作り上げます。
教える側と習う側が共にストレスが少ない方法を考えていくことも必要で、「なんでできない」というのではなく「どうしたらできるか」考えることだと思います。
但し、やる気がなくてサボってやらない、できないのは意味が違います。その時はその人を諦めることも必要です。無駄なエネルギー消費になってしまいます。
人事とは誰を選ぶかのふるいにかけることです。
指導方法は、その集団により変わります。プロスポーツなどのレベルとモチベーションの高い集団は管理者が「選択」できるため、自己責任で頑張ります。
管理者が選択できない状況では、やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、誉めてやることで仕事を覚えて楽しんでもらうことです。
その次の段階では、ステップアップのためには行っている仕事に対しての「気づき」を与えるようなアドバイスをしてあげることです。
PS;やってはいけない事を見過ごしたり、指摘しなかったり、注意しなかったりすることは間違っています。毅然とした態度で臨むことが重要です。
決して、問題点がボケないようにして解決策を一緒に考えるようにします。そして、その仕事の意味を理解してもらうことです。
重要な問題としては法令遵守や身体の拘束、虐待などがあります。身近な問題では、マナー、接遇、事故報告、などがあります。
いずれにしても、避けてはいけない事項であり、修正しなければいけない事項です。
一人を許せば、全員が真似をするかもしれません。そして、だんだん拡大していきます。その結果、収拾が効かなくなり、修正をするために時間と労力がかかります。
きちんと対応し解決しないと仕事をしない人が残り、仕事ができる人が流出してします原因にもなりかねないです。
無難な形で職場全体の話や注意事項とするのではなく、個人と1対1で面談することも大切なことです。
最後までお読みいただきありがとうございました。