今回の集中豪雨により多くの地域で大きな被害が発生がしているとのことでございます。
被害に遭われた地域の皆様及び介護事業所・施設のいち早い復旧をお祈り申し上ます。
介護事業コンサルタントフクロウ 安部 浩行
7月に入っていろんな事がありました。
その中に、スタッフの育成のヒントがありました。
7月2日に桂歌丸師匠がご逝去されました。
桂歌丸師匠の特番などを見ると、歌丸師匠の生き方や考え方が番組で紹介されました。
その中の言葉に「褒めてくれる人を敵と思え、注意してくれる人・教えてくれる人は味方と思え」がありました。
印象的でとてもわかりやすく含みのある言葉だと思います。
噺家だけに、伝え方も上手くギャップ法を意識されているのかはわかりませんが使われていて、心に残ります。
私自身もそうですが、近くの人から忠言を頂いてもなかなかストレートに受け容れないのに、別の人から聞くと神妙に聞き入れてしまうことがあります。
言葉の力って不思議なものだと思います。
話し方のテクニックや表現力や言葉選びを工夫するだけで、伝わり方が違います。
もう一つは、サッカーワールドカップ日本代表の評価について
結果を見れば、グループステージを突破しました。そして、強豪国に2対3で負けです。最後の試合内容や監督の采配は別として、1勝2敗1引き分けでした。
全国的には、よくやったと評価した人が多いのでしょう。大会前の見送り数と比べて空港への出迎え数がかなり増えています。
しかし、評論家の方は、この結果に満足している日本人サポーターを不思議に思っています。
セルジゴ越後さんは「負けを認めて批判を浴びてこそ強国の証し」と言っています。
この2つの違いは、国民性によるものでしょうか。
そうではなくて、満足感と結果は違うということではないでしょうか。
満足感は、立てた目標の難易度により変わります。結果は同じでも、低い目標を立てた人は、その目標を達成する事で満足します。逆に、高い目標を立てた人は目標を達成できずに不満が残ります。
よく「〇〇さんにしてはよくやった。」という言葉を聞きます。これは、子供でも大人でもその人の能力と比較して予想以上にできた時や健闘した時に使います。
この言葉は、とり方によっては褒め言葉であり、また少し見下した言葉でもあります。
日本語には、都合のいい言葉がありそれが「惜敗」、惜しくも負けた。よく頑張った。でも結果は負けなんです。
人により、どちらのタイプであるか。満足感が次につながるのか、悔しさをバネにするのか。この心理状態は、スタッフを育成する時に上手く使えるとおもいます。
スタッフを育成して組織作りをする事は、管理者の役割です。
管理者は、自分の思いや技術をスタッフに伝えて、スタッフを成功させてあげる事です。
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事務所の名前とマークのフクロウは「福老」「不苦労」の漢字を当てられます。老いた方々に幸福を与えることができるような仕事をしたいと命名しました。
介護事業コンサルタントフクロウ 安部 浩行