介護事業・・・前進するための計画

こんにちは 介護事業コンサルタントフクロウ 安部 浩行です。

平成30年の介護報酬改定後、3回目の請求をしている時期だと思います。

平成33年度(実際は平成ではありませんが)の改正・改定の審議会等はもう始まっています。実際に、ケアプランの有料化であったり、負担割合の増加であったりと報酬が上がるかどうかではなく制度自体の見直しがされています。

介護事業は、特殊なシステムはありますが、基本的には社会福祉法人・医療法人・NPO・営利法人などで経営を行なっています。

法人規模は、介護系の大企業や大企業のその系列企業から中小企業まで様々ではあると思いますが、年に1回は決算を行って会計や財務の状況を把握されると思います。

次年度の事業計画書や収支計画書を立てるにあたりいろんな思考を行う事が大切です。数字は、昨年度の結果に希望的な伸び率を当てはめれば出てきます。

事業計画を達成する為の具体策をどうするのか

事業計画自体が、組織全体に理解されて経営者や管理者の考え方と現場との考え方に軋轢はないのかどうか。経営者の思いを伝えて、事業計画自体の作成を一緒に行うこともできます。活動するスタッフとの意見交換を行いながら実現する方法を検討します。

ビールのコマーシャルにあるように、現状から背伸びすれば届くものを目標にしてみます。ただし、前に進むためには、後戻りをしない事・同じ場所を2度通らない事です。

その為には、スタッフが一つ一つの仕事を完璧にマスターすることです。同じ事が出てきた場合、何度も教えないでいいように育てます。スタッフにもその意識と覚悟をもってもらいます。
スタッフにも成長してもらわないと、前には進みません。

組織的には、離職者を出さない事、特にポイントとなる人材を流出させないことです。
新しい職員は新しい発想をもらう事ができるので必要ですが、仕事ができる職員の離職は大きな戦力ダウンです。経費も無駄になります。

経営者や管理者が、描いているものがうまくいかない原因は部下が不満をもっているケースが多いです。また、離職する原因も重なっています。

スタッフの不満とは、きちんとした指導をしてくれない。失敗を責められだけで、対応策のアドバイスがない。自分自身の仕事ができていない。態度が威圧的である。自分が成長する過程がみえない。

なぜするの?給料が高いからや怒られるから、仕事だからやらないといけないからなど納得がいかないけど仕方なくする。

そうではなく、モチベーションをあげて取り組めるためには、経営者や管理者について行きたくなる何かを感じさせることです。

それは、スキル(仕事ができること)と人間性(コミニュケーション)は最低限必要が、併せて判断力と厳しく指導ができる愛情も必要です。

私自身、ミスを責める事はあまりありません。同じミスを何度もするスタッフには何故できないのかをやり方を確認します。すみませんがこちら口調もやや強くなります。

頭だけで理解しようするスタッフに多い現象です。間違えた原因と解決策を書くように指導をします。頭にインプットしたことはアウトプットしないとおぼえないと私なりに考えています。

失敗ノートや間違いノートを作るように提案します。コピーの裏紙に書くようならその性格から変える必要があります。ノートを作るかは本人の判断。

本人にはとにかく同じ場所に何度も戻ることの無意味さやもったいなさを話します。自分自身の成長自体が止まってしまうことも。

個人も事業所も会社も、できたらずっと成長したものです。事業計画も昨年度と同じではなく、何か新しい取り組みを行う。そしてスタッフと向かい合い実行する事。

会社自体がきちんとした計画を立てて、実行する事は、スタッフの成長をバックアップしてあげることにもつながります。

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事務所の名前とマークのフクロウは「福老」「不苦労」の漢字を当てられます。老いた方々に幸福を与えることができるような仕事をしたいと命名しました。

介護事業コンサルタントフクロウ 安部 浩行

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