とりあえず、天気予報から雪マークが
消えました。しかし寒い日が続きます。
北海道では珍現象が起きたようです
気温が上がりすぎて、積雪が溶けて
道が冠水したそうです。
こんにちは ふくろう介護事業コンサルタント事務所
安部浩行です
法令遵守の研修を行いました。
今回は、集合住宅に併設している
デイサービスとヘルパー事業所職員が
対象です。
基本的には併設事業所は不正割合が高いため
行政の調査項目が多く、着目点が違います。
馴れ合いにならないように、注意する。
請求ミスがないようにお互いを
監視するくらいの厳しさをもつこと。
深い連携がとれて、より質の高い介護が
提供できるようすること。
記録の不備がないようにお互いに
チェックする力をつけること。
この3点が今回の研修目的です。
法令遵守の活動は、実施指導項目にも
位置づけてあります。
また、介護員処遇改善加算に係わる研修も
兼ねて行われました。
時間は1時間で、うまくまとめないと
時間が足りません。
私が短時間の研修を行う場合、資料は
１週間前に配布し、事前に読んでもらうこと
義務つけています。
当日になって配っても内容が浸透しないで
ものすごくやりにくいです。
実際、1時間ではこちらに引き付ける作業は
できませんので仕方ありません。
まずは、価格の話から入ります。
各サービスの価格を話します。
通所介護を介護度別に、
訪問介護であれば滞在時間・訪問時間で
いくらですと
いつも比較するのはディズニーシーの
一日フリーパスの金額です。
管理者の方のオリエンテーションが
きちんとされている場合は
知っている職員もいますが
えっとした顔を見るのは
少なくないですね。
次に、法令違反をした場合の
一般企業との対応に比較を
例えば、日産自動車の無資格者による検査など
一般企業では、不祥事による強制的な事業廃止は
ないこと、タカタ（株）のような業績悪化による
倒産はありますが
介護事業所は、指定取り消しという
事業所閉鎖の処分があり、受け取った報酬の
1.4倍を返還しなければならないこと
直ちに処分を行うケースを除き、
勧告→公表→命令→効力停止・指定取消の流れを
図式で説明をします。
今回は、まず法令を遵守しない事業者への
対応から入りました。
あと、自分が絶対に説明するのが
何故この方法なのかです。
介護保険事業所の事業開始は指定でありは、
認可ではありません。つまり性善説です。
つまり、事業開始時は比較的ハードルは低く
実施指導や監査でのチェックで
違反があれば処分は厳しいシステムです、
きちんとしているのが当たり前、不正をしたら
潰しますよ。の考え方
いままで話したことを前提にして
通所介護の実施フロー
訪問介護の実施フロー
をフローチャート使い、必要な作業・書類を説明
ここで、居宅サービス計画書、アセスメント、
介護計画書、モニタリング、評価がでてきます。
何が必要をここで確認します。
最後に主な違反事例を書いていますので
説明をしながら、具体的な補足説明です。
一般的な事例では、人員基準違反、計画書
必要とされる記録の未作成や不備
加算に係わる記録の未作成や不備
併設事業所として特殊なものは
兼務職員の区分違反
通所介護での滞在時間
訪問介護でのサービス実施時間
などです。
職員や管理者の方に理解して欲しいことは
何度も話しました。
如何に頭の中に、介護の計画やモニタリングが
入っていて、聞かれたら口頭で説明できても
書類や記録という形にしないと
第三者には説明できないし
行った介護を証明することはできません
介護サービスを形（書類・記録）にして完了する
そこまでが、仕事で、給料です
今回は話さなかったですが
併設事業所は、利用者の確保がしやすいので
内容やサービスが雑になりがちです。
機会があればお話しをしたいですね。
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ふくろう介護事業コンサルタント事務所 安部 浩行