コンセプトを見直すチャンス

来年度の介護報酬が0.54%上がることが

決定しました。

 

前回が下がったので、上がったことが

ものすごく目立っていますが

そんなに、すごいことですか

 

以前、病院で勤務していた時に

それまで、上がっていた診療報酬が

上がらなくなった時

 

対応策を話し合っていたら

「患者を増やせばいい」と理事長が

一言

 

それができたら、簡単なことと

言いながら、確かにと思った。

 

いい商品(介護)を提供するには

収入が必要です。集客ができないと

収入や利益は増えません。

 

どんな状況でも対応できるように

基盤を強くすることが必要だ。

そういう意味だと思います。

 

その上に改定内容は、

厚労省の今後の方向性として

把握して、取り込んでいくこと

 

今回の改定に従って

加算が取れる体制を作ることは

事業所の評価を上げることにも

つながります

 

地域で評価される事業つくりに

取り組みましょう

 

こんにちは ふくろう介護事業コンサルタント事務所

安部浩行です

 

どんな事業所つくりをしていくのか

私は、「ここから思い出作りをする」

という目的を職員に話しました。

 

通所でしたので、ここにきて

楽しかったと思ってもらうこと

いやいやながら来ている方も

多かったので

 

私は、利用開始する方に、ここで

これから、思い出を作りましょう。

話をしていました。

 

当時は、デジタルカメラではなくて

フイルムでしたので、プリントして

 

個人別のアルバムを作り

行事や日々の生活を写真に撮り

アルバムに貼っていく

 

写真は、普段の姿が残るように

構えたポーズではないもの

作業は、結構大変でした。

さぼってしまうと、溜まってしまう

 

担当決めて、日々貼りこんでいく。

 

もう一つ注意することは、まんべんなく

全員が撮れていること、カメラマンが

注意しないといけません。

 

アルバムは、家族がいつでも

閲覧できるようにリビングに

並べておきます。

 

ここでの生活を見ていただき、

安心感をもっていただくこと

 

アルバムは、利用中止や永眠された時に

ご家族に手渡します。

 

デジカメになってからは、CDを

一緒にお渡しました。

 

葬儀の遺影やスライドショーに

使っていただいたりと

「笑顔をいっぱいありがとう」と

家族にお礼を言われて

本当にやってよかったと感じていました。

 

 

そして、職員の方にお願いしたのは

毎日のレクリェーションの充実

それは、決して手を抜かないこと

 

面白くないといわれても、

新しいことに取り組んで失敗しても

いいから、適当ではないこと

 

そして、行事は利用者の方が参加する

職員がしてあげるではなく

利用者さんがする、一緒にやること

 

手品をする・楽器を演奏する・合唱する等

職員は行事まで一緒に練習して

当日はアシスタントとして

 

そしてその姿をご家族に参観をしてもらい

日頃の取り組みを理解していただく。

 

もう一つは、

「来年の行事には参加できない利用者の

ために、できるかぎりの喜びを。」

これは、私の口癖でした。

 

例えば、今年のクリスマス会が

最後になる方がこの仕事ではいます。

 

この仕事を長くしてきた中に、

送迎で家に送り届けて

「また明日、迎えに来ますね。」

別れたと翌日に、

迎えに行けなかった方が数名います。

 

お風呂で溺死された方、たぶんヒートショック

だと思います。

外出されて、交通事故で亡くなった方

動脈瘤が破裂されて亡くなった方

眠るようにベットで亡くなっていた方など

 

いつ何が起こるかわからない、

だから、毎日気持ちを込めて

 

サービスの基本的なことですが

 

デイサービスの開始の時は

「ようこそ、デイサービスセンター△△へ

今日はよくいらっしゃいました。」

と職員全員が挨拶して迎い入れて

 

終わる時は

「本日はどうもありがとうございました。

お気を付けてお帰りください。」

と挨拶して送り出す

 

新しい利用者の方には、きちんと自己紹介を

寂しくないように、気をかけること。

 

きちんとできているかどうか

 

自立支援も機能訓練も事業所評価も

まずは集客ができてから始まります

 

どのような事業所を作っていくのかは

最高責任者の考え方次第です。

 

そのコンセプトを職員に理解してもらい

同じ方向に、ベクトルを向けること

 

考えてみる、確認してみる、

うまくいってなければ変更してみる

いい機会です。

 

 

無料メールマガジン「フクロウになる話」を発行しています。

 

日常の出来事や介護事業でのエピソードなど楽しく読める内容にしています。

ご希望の方は、下記フォームよりメールアドレスをご登録ください。

ブロクに関するご意見や介護事業のご相談も受け付けております。

 

 

ふくろう介護事業コンサルタント事務所 安部 浩行

 

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です