こんにちは 介護ビジネスコンサルタントフクロウ 安部 浩行です
今回、仕事と職員の関係については、考えてみたいと思います。責任をもつべき職員が責任をもって仕事ができているかどうか
仕事と職員の関係は、日本は人に仕事をつけるやり方であり、欧米は仕事に人をつけるやり方です。
この2通りのやり方の大きな違いは、仕事における責任のあり方です。
仕事に人をつけるやり方は、明確になります。しかし、人に仕事をつけるやり方は複数の人が関わるために責任が曖昧になってしまうと言われています。
もうひとつは、以前にも書きましたが、資格手当や役職手当がある事業所は多いと思います。看護師手当・介護福祉士手当などの資格手当と主任手当や管理者手当などの役職手当です。
この手当の存在がどんな意味を持たせているのか?キャリアアップではなく、実際の仕事での責任や権限においての意味です。
資格を取ったから給料が上がる、他の職種との給与差をつけるために手当をつける、賞与対策で基本給を下げるためなど別の目的もあるかもしれませんが手当については、組織における位置付けが必要だと思います。
役職手当や資格手当には、規定を作っているはずです。介護員処遇改善加算を取得するしていれば作成し、提出しなければなりませんから。その内容が支給を受けている職員に伝わり、きちんと実行されているのか
組織を作り、運営をする中で有資格者を上手く使っていけているかを見直してみてください。
次に医療や介護の仕事は資格がないとできないことが明確になっています。欧米での契約は、契約で決められた仕事以外はしない。きちんとした一線がひかれています。ドクターXの「私、⚫️⚫️はいたしません」の世界です。
日本的には、仕事の内容も、人の仕事も手伝いましょう、ついでにいろいろやらされる。案外、逆に専門性を潰してしまっているかもしれません。本来その職員が為すべき仕事や職責ができたいないなどがあってはいけません。
職員もですが管理者自体も、今自分がしている仕事の分析をしておくことが大切です。絶対に自分でなければできない仕事なのか、職員でもできる仕事のなのか。マンパワーの確保ができなくて、カバーしている仕事もあるかとは思います。
そのことを把握して解決の方向に向かっていればいいです。しかし、漫然とその仕事をすることで満足してしまうと、元来の仕事ができていない結果になってしまいます。
1日単位・1ヶ月単位での管理者や有資格者の仕事を時系列で書き出してみて分析をしてみる意外なことがわかるかもしれません。
特に役職者や管理者は、マネジメントの時間が十分に確保できているかどうか、自分自身の仕事内容と事前に立てたスケジュールとを比較し問題点があれば明確する。
重要な仕事をいかに増やしていくために、他の人でもできる仕事を減らし業務を効率化するかを考える必要があります。
簡単に言えば、給料が高い(役職者や有資格者)は対価に見合った仕事をすることが最優先であり、ただ単に仕事をしたという自己満足ではいけないのです。
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事務所の名前とマークのフクロウは「福老」「不苦労」の漢字を当てられます。老いた方々に幸福を与えることができるような仕事をしたいと命名しました。
介護事業コンサルタントフクロウ 安部 浩行