いい機会です。チェックしてみては

ふくろう介護事業コンサルタント事務所 安部浩行です

 

九州も雪の日が続きました。

山間部を除き、積雪とは言えいないレベルです。

 

私はいままでの経験から、

最悪のケースを想定して準備します

所謂、ルーティーンです

 

前日に車のガソリンは満タンに

20㎞位の通勤をしていたこともあり

渋滞に巻きもまれても不安がないように

 

夜12時に状況を確認して

通勤は、通常より1時間前行動です。

 

というのも、以前勤務していた病院は

雪で遅刻は、通常の遅刻以上の厳罰でした(顛末書レベル)

 

その時の癖がついているのでしょう

 

「雪の渋滞で送れます。」「気を付けて来てください。」

この電話のやりとりに違和感があります。

 

そして、言い訳が、「このくらいの雪で渋滞する」

とは思わなかった。

職員の取り組み方がよくわかります。

 

サービス事業所の対応にも表れます。

これは、培われた伝統的なものもあるのかな

 

同じ通所の事業所でも、早々と中止を連絡してきたところ

車の台数を増やして、ほとんど遅れずに送迎しているところ

 

 

後者は、自分が初めて25年前に開設した事業所でした。

雪の遅刻は、許されない病院の中にあり、

送迎を待っている高齢者の方を如何に迎えに行くか

みんなで考えたことを思い出しました。

 

なんとかしてあげないと、一人で寒い思いをしている

急に中止すると、お昼ごはんが食べられない

 

介護支援専門員として、考えた時

簡単に中止した事業所Aときちんと送迎しようとした事業所B

どちらを選択しますか?

 

安心して、担当して高齢者を任せられるには

きちんとしている事業所Bです。

 

 

実際に、利用者の定員数を比較しても

空き状況を事業所Aより事業所Bが

定員も多く、空き状況もありません。

 

 

なぜ、B事業所は中止したのでしょうか

 

中止は、減収になります。経営面からも避けたいことです。

ここで、職員の意識に問題に戻ります。

 

たぶん、職員が揃わなかったではないかと

思います。

送迎ができず、中止したのではないかと

 

 

雪は、アクシデントではないと考える

事前に天気の情報は、入っているはず

 

対策がとれるものは、対応すべきで

それを行わないことは怠慢である

 

早起きして、間に合うように出勤することや

施設の職員は、雪であれば、泊まり込むなど

強制できないことかもしれません

 

社会は、いろんな人達の役割で成り立っています。

誰かがその役割をする必要があり、そこに仕事がある

 

仕事には責任があり、責任は逃れられないもの

 

事業所が成立するには、職員が必要です。

職員は、事業所の良し悪しを決めます。

 

 

職場に「人財」「人財」「人在」「人罪」

書かれたポスターが貼られていて

人財になりましょう 人罪にならないように

みたいな内容になっています。

 

 

言われたこともできない人が「人罪」だそうです。

 

経営者は、職員に人罪にならないようにポスターを貼っています。

 

それを言うなら、会社が「人財」を作るのか、「人罪」を作るのかでしょう

 

経営者が許せば、管理職が厳しくしても

会社全体は経営者の考えが優先します。

 

職場環境が、人財を作り上げていきます。

今回の例をとれば、遅れた人が当たり前なのかどうか

それとも、時間通りに出勤した人が当たり前なのか

 

職場から遠くても、時間通り来ている職員はいます。

 

いい機会です

今朝の自分の事業所で遅刻した人の数を調べてください。

職員の遅刻の理由が、どんな言い方だったのか

遅刻の理由を聞いた管理者の態度がどうだったか

経営者が、職員の出勤状況を確認してきたかどうか

 

値段が高い1枚のポスターを買って、貼って満足している。

そうじゃないでしょうか?

 

人財は、ポスターを見てできるものじゃない

作ろうと意図しないとできません。

なろうと意識しないとなりません。

 

経営者・管理者のやり方が、「人財」を手放してしまうことが

あります。

 

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ふくろう介護事業コンサルタント事務所 安部 浩行

 

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