何回指導しても治らない介護職員

こんにちは ふくろう介護事業コンサルタント事務所
安部浩行です

何回かブログやメルマガで、職員育成の話を書いていますが最近相談を受けて取り組んでいる事例があります。

それは、ケアマネジャーがキチンと仕事ができないと言う事。ルーティンの仕事はとりあえずできているが内容はとても評価できるものではない。

現在、ケアプランソフトは大変使いやすくなっていて、できていない書類は確認ができるようになっている。ケアプランに必要な書類は、作成する順番や内容にきちんと意味があり、その流れはケアマネジャーに合格した時に研修を受けて修了し、資格を授与される。

今回は、どこに問題があるのか確認するために、新規のケアプランを作成する打ち合わせに、参加させてもらった、無論、この相談の件は本人は知らない。

この相談を受けたのは、所属する居宅介護支援事業所の管理者からで前回の実地指導ではこのケアマネジャーの受け答えから、監査になる事を覚悟したと聞いた。

やっとなんとか最悪の状況は逃れたものの、かなりの改善事項を指摘され指導を受けたそうです。それでも、彼女(問題のケアマネジャー)は終わったとニコニコしていたそうで事の重大さがわかっているのか、かなり注意したが治らない

その後、管理者として県庁に顛末書を提出したり、地元の包括支援センターから呼び出されケアプランの書き方や提出日時もミスを何回本人に言っても直らないと管理責任を問われたとこと

実際に、ケアプラン作成の打ち合わせが始まった。ケアプランに必要な何かが欠けているのかを見ていたが、彼女自体の仕事に対する姿勢や考え方に問題があるように感じた。

そこで、打ち合わせの後に、管理者と3人でプランについてもう一度話す機会を持って話をしました。基本的に考え方がおかしいところを管理者と2人で指摘し修正するヒントをだす。なかなか受け入れないがなんとか納得する。

その後、管理者から連絡があり「やっぱり駄目でした。プランは元に戻して進めている。」でした。やはり、予想通りでした、人から言われて変える人ではないと思っていましたから

この方は、多分いくらアドバイスをしても無駄なタイプ。自分に問題があると思わない。
自分がきちんとした仕事できていないことに気がつかない。
自分を過大評価していて、自信があり、アドバイスを受け入れないあるいはわかったふりをする。

ケアプランの打ち合わせ時に、ケアマネジャーだからえらいんですよという態度が出ていた。そのくせに利用者の情報は少なく、サービス事業者が情報提供、サービス内容を提案する。

このようなタイプは、一番扱いがむずかしい。指導する側も無駄な労力を使い、ストレスが溜まり、本人はまったく変わらない、変わろうとしない。
客観的な事実を使って、自分がきちんとした仕事ができていないことをきづかせる。自分の仕事の状況がまちがっていることがわかるように導くこと。

この人のケースも、そうですがアドバイスをしている時に、表情を見ると面倒臭そうにしているがわかる。決定的な客観的な証拠を突きつけるしか打つ手はない。

 

非常に、大変なケースですが今まで仕事のやり方に問題があります。関わる職員やサービス事業所の方がその場その場できちんとできていな事を指摘し決して中途半端にしないこと、いままでミスをしても許されていた事が仕事ができている勘違いしてるではないかと思います。

身内では、許していても第3者は見逃しません。

事業所のコンプライアンスを維持していくためには、職員お互いに客観的にみて馴れ合いにならない事が大切です。これは、対ケアマネジャーでも同じです。

特に同じ法人事業所場合、ケアマネジャーは事業所の思い通りのプランを立ててしまえば、本来の必要性を説明する事ができなくなります。サービス事業所は、なぜこのプランなのかを納得しないとサービス計画は立てられないはずです。

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ふくろう介護事業コンサルタント事務所 安部 浩行

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