介護事業・・職員研修(新入社員編)

こんにちは 介護事業コンサルタントフクロウ 安部 浩行です

夏休みやお盆休みの話題が、出ていますが長期休暇を取りにくいのが介護業界です。職員数がぎりぎりであったり、休みの希望が重なったりと勤務表を作る方は大変です。

希望が重なったりとやっと解決したと思ったら、今度は本人や家族の病欠などあったりします。本当にお疲れ様です。

介護労働実態調査」の結果が発表になりました。2117年度の介護員処遇改善加算の拡充があったが、不足と答えた事業所は増えています。

先日の報道でも特別養護老人ホームでの介護職不足に空床があり、1割が受け入れ制限をしてる。介護福祉士の受験者が、2015年度の150000人から2016年度は半分の76000人に2017年は92000人に減っている。

原因は、資格取得制度の大幅な変更によるもの、「実務者研修の受講」によると言われています。受講費の負担については、「実務者研修受講資金貸付制度」があり、この制度は最大20万円を資格取得後2年以上の介護の仕事すれば返済が免除されるというものです。

最長450時間(ヘルパー2級であれば320時間)という受講時間についても、通信教育などで、勤務に支障などもなく受講はしやすくなっていいます。

制度が変更になるまで、何度の実施が延期されたことと変更前に取得する介護員が多かったためいったん減ったことも考えられます。

介護職員のキャリアアップについては、会社・事業所が取り組まないといけませんが会社負担が増えることも厳しいものがあります。利用できる制度や学校などを職員にわかりやすくして、職員の確保や有資格者の育成をすることで基準維持や加算取得および質の向上を行なっていく必要があります。

 

最初に書いた様に、介護職員の不足は慢性的なものです。しかし、人手不足は介護業界の問題ではなく中小企業全体あらゆる業種の問題であり、黒字での廃業などの増えている現状があります。

明らかに、需要は増えていく介護業界です。マンパワーの確保が生き残ることそして事業拡張のつながります。あわせて収支に無理のない人件費の設定も必要です。

うまく定数の確保ができても入れ替わりが激しいと無駄な経費が増える、質の維持ができないなど問題もでてきます。

如何にして、職歴のある職員の流失を抑えて新しく入る職員を定着させるかを考える必要があります。経費も無駄遣いは、入社した職員が1年以内に辞めることその間の給与は捨てたの同じです。

職員の仕事に対する満足度を上げることが、必要です。新入職員については中途半端な接し方が無いようにすること。数日間かけて、きちんとした新人研修を行いことで介護の仕事についてマニュアルや介護保険におけるルールなどを時間をかけて教えます。

人手不足の中早く現場に配置したいのやまやまですが、入社した職員が不安がないようにある程度の時間をかけて対応することです。また、質問やわからない事の説明は、リーダー的な立場の人が1人で対応すること。複数の人が対応するとそれぞれに回答が違った場合不信感と混乱を生じます。

事業所の事を新入職員も観察して評価しています。自分をきちんと育ててくれるのどうか、働きやすい環境なのかどうか、募集内容と同じかどうかなどです。そして、研修・現場に入った後も、1日の反省会や質問を受ける時間を設けて、その日の疑問は早めに解決してあげることです。

経験者は経験した介護事業や年数・役割などで研修内容も若干違います。全くの未経験者もいますので、内容や時間は変わるかもしれませんが十分にコミニュケーションをとってから、現場に入ってもらいます。

また、利用者のアセスメントなどの情報を伝えることもやらなくてはいけません。ここも中途半端にすると不信感がでます。

もう一つ大切なことは面接での見極めた方です。長く続きそうでない人は、我慢して無理に採用しないことです。直ぐに辞めると経費の無駄です。

 


現場に配置後の他の職員と人間関係や連携をスムーズに行うためにも、新人研修期間はきちんと確保し対応してあげることが新入職員への思いやりになります。

 

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事務所の名前とマークのフクロウは「福老」「不苦労」の漢字を当てられます。老いた方々に幸福を与えることができるような仕事をしたいと命名しました。

介護事業コンサルタントフクロウ 安部 浩行

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