人材育成・・エンゲージメントとフォローアップ

こんにちは 介護事業コンサルタントフクロウ 安部 浩行です

信頼して人からの提言は良く耳に入ると言われます。職員の育成では、「自分のことを理解してもらっている。」と思ってもらう事から入ります。

 

信頼関係を築くと意味 エンゲージメント

基本的には「接続」という意味ですが、職場での人間関係では「相手の気持ちを理解する」みたいな感じになると思います。

コミニュケーションと同じですが、もう少し踏み込んだ形になります。結構エネルギーが必要です。

エンゲージメントを行うには、話し合う時間が必要です。職場での通常の会話を超えた話し合いをします。仕事への取り組み、方向性、目的などですがそこに至るまでの経緯などです。

こちらの役割は、聞き手になります。でてきた質問に答えるではなくその質問の背景を聞き出します、そして自分の意見を付け加えます。最終結論は相手に出してもらいます

彼らにとって、自分が考えている事ややってみたい事の確認ができる。または、実行するうえで障害になっていること、言いにくい事も話せる時間を作ることだと思います。

真剣に仕事に向かっている職員は、絶対にこの機会を大切にします。職員自体の仕事に対する意欲を見極めできる機会でもあります。

ある職員では、自分の介護に対する考え方をどうしたらいいのかがわからないなど相談が、その背景には、自分の母親が介護員をしていて子供の時に母の仕事に行く姿を見てこう思っていたなどいろんなものがありました。

次に実際に行動する前に、どれだけの知識と意思をもっているのかどうか。

エンゲージメントの次段階で確認することは、どのくらいの知識を持っているのかです。自分で調べているどうか、自分の考えをまとめているかどうかです。

というのは、現実的な話をして理解できるかどうかになってきます。ここの対応は非常に大切です。もしできていなければ具体的に勉強するやり方を教えてからになるからです。

単なる意見を持った評論家の状況ではなく、一歩踏みこめる姿勢になっているどうかの判断です。活動にはいろんな形でのフォローアップはしますが実際に実行するのは彼らだからです。

基本的な知識を持ち、興味をもち、現実に体験してみることが一番効果的だと思います。その体験と同時に適切なアドバイスを行うことが教育と修正です。

例えば、利用者の特徴や状態に対してどの様に対応したらいいのかの質問がでます。私からは答えを出さずに、その利用者の心身状況のデータを収集した結果からの彼の意見や方法など聞き取ります。

最後に、自分での結論を出してもらう。

勉強している人は、知識を持っていますし、その知識から自分なりの答えをもっています。現状実施している事との比較をしてもらい、変更点を具体的に出してもらいます。

この時点で、一緒に考えていくことになります。私の意見は決して押し付けではなく、彼が判断していく上での参考レベルです。

このサイクルを繰り返すことで、いろんな分野での知識をつけていくことができます。このやり方は組み方の訓練ですから若い男性が対象ではなく、50代の女性でも十分できます。。

むしろ年齢を経ていることは、経験を多くしているので具体的な話が実感として理解しやすく、異業種の経験もプラス効果がでることも多いです。

問題意識をもち、現状に満足せず、どうしたらまだ良くできるのか、と前向き考える職員の気持ちを理解してあげるエンゲージメントをまずやってみてください。

その次に、適切+タイムリーなフォローアップをしてあげる事です。

 

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事務所の名前とマークのフクロウは「福老」「不苦労」の漢字を当てられます。老いた方々に幸福を与えることができるような仕事をしたいと命名しました。

介護事業コンサルタントフクロウ 安部 浩行

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