インクルーシブな組織

こんにちは 介護事業コンサルタントフクロウ 安部 浩行です

23日は、佐賀県サッカー協会主催で「佐賀県サッカーフェスティバル」に参加してきました。Over50歳チームと知的障がいの少年チームのグループで、「シニア・インクルーシブ8人制サッカー」という部門でした。

インクルーシブとは、包括しているさま。という意味のようです。知的障がい者の方と同じルールで行うことを表していると思います。

Over50同士の対戦は、リーグ戦でやってますが知的障がいの少年チームも体力があるのでいいゲームができました。

私は、県立の知的障がいの支援施設から、厨房職員1名・介護職員1名を採用しました。現在も継続して勤務しています。

二人とも、職場では中心の職員です。介護の職員は、3年目から夜勤もしています。初めてもケースだったのでかなり慎重に指導したようです。まだ、早い段階で夜勤も可能だったと聞いています。

支援施設は、3年間全寮制で生活訓練・職業訓練を実施します。厳しい生活スケジュールのようです。マナーも勉強しています。体力もつけてます。

採用にあたっては、本人が希望する職種に2年生から実習に行きます。卒業後の就職先に実習に行きますので早い段階でコミニュケーションを取ることができました。

就職が目的での実習ですので、一所懸命に取り組んでくれます。こちらも適正などを確認し話し合いをします。施設には指定の報告書を提出し、担当の先生との話し合いを行います。

たまたま、二人とも職員として受け入れることできました。中には生徒側から断念したり、受け入れ側から断り入れたりする場合もあるそうです。

就職後も3年間は施設の先生が定期に訪問し、フォローをされます。また、公的な相談機関もあります。仕事は、ルーティンなものは早くマスターしてくれました。先生は個人差があるとは言われます。

問題は、通勤です。公共の交通機関と自転車の組み合わせにあります。自動車の運転免許は中々合格できないのが実情です。主治医の承諾も必要です。

この頃、各省庁でごまかしていた障がい者雇用の数にもカウントされますので、高齢者・障がい者雇用の報告書にも記載します。

現在、従業員100名以上の会社は法定雇用数を下回れば、納付金を払わなくていけません。法定雇用数を上回れば特例調整金を給付を受けます。

マンパワーを確保でき、社会的な評価も上がり、企業規模にはなりますが給付金も受けられます。しかし給付金は結果で付いてきたものでした。

制度が始まる前から、彼女たちは就職して活き活きと働いてます。

障がい者のデザインのブランドとして服を販売しているビジネスがありますが話題だけではなく、その潜在能力は、計り知れません。

これからは外国人労働者を含めてインクルーシブな組織を作る時代になります。

 

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事務所の名前とマークのフクロウは「福老」「不苦労」の漢字を当てられます。老いた方々に幸福を与えることができるような仕事をしたいと命名しました。

介護事業コンサルタントフクロウ 安部 浩行

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