福老(フクロウ)になるメールマガジン20201121 Vol.182「ロールモデルの貴重な役割とは・・」

 

こんにちは。オフィスABUの安部浩行です。

ご愛読いただきましてありがとうございます。

 

ふたたび、コロナ感染が拡大してきました。たった人口7万人の町に住んでいる私の周辺でも親戚にPCR検査を受ける事態が発生しました。

 

幸い「陰性」でしたが、市内で今まで発症43例ですが油断はできません。気をつけてください。

 

この3連休、不要不急の県をまだがる移動を自粛要請している都道府県は2つだそうです。大阪府となんと地元の佐賀県です。

 

テレビでは結構行楽地がにぎやか様です。お店や宿泊施設も死活問題ですから、しかし私達の仕事は利用者に感染者を一人も出さないことが目標です。

 

医療や介護に係る職員方は細かく感染対策を行い神経質なくらい生活をしている方も多いです。本当に大変ですが、頑張りましょう。

 

 

 

NHK「クローズアップ現代&ドキュメンタリー」で東京都国立市にオープンした店員さんの8割が聴覚障がいのある人で運営するスターバックスコーヒーを紹介していました。

 

視聴覚障がいがある若い女性職員の提案により企画し始まったそうです。その女性職員は、自分がロールモデルになること目標にスターバックスコーヒーで接客を学んだとのことでした。

 

ミルクなど作る工程でいろんな機械が音で、時間などを知らせるシステムの中、目で見て判断するやり方などを自分で見つけ出し、同じ境遇のスタッフを指導していく姿勢は凄さを感じます。

 

 

ロールモデルを作ることは、通常の組織作りでも必要なことです。具体的な行動が模範となる職員を作り、その方のようになりたいという意識で仕事を覚えていくことです。

 

スポーツの世界では、どんな選手になりたいと具体的になりますが、人事労務の場合はなかなか身近では見つけにくいものです。

 

しかし将来性のある職員には具体的な目標の一つして示すことができれば効果的だと思います。

 

ロールモデルは、その人のようになりたいという目標であり、その人のすることを同じようにすればうまくいくというマニュアルであり、スターバックスの場合は同じ境遇である自分も頑張ればできるという励みや自信になります。

 

身近であればあるほど可能性を感じることができます。特に同じ職種であったりなおさらのことです。

 

 

 

しかしながらロールモデル自体が中途半端では逆効果になるため、本人の努力も実際に育成するスターバックスコーヒーさんも大変だと思います。

 

そして自分がロールモデルになるとある意味覚悟に近い思いもあったとはずです。聴覚障がい者が運営するスターバックスを作るために。

 

 

今回のケースでもわかる様に「自分の仕事だと思った時に頑張れる」ということです。目標を共有することで推進力は増します。

 

自分の役割を理解し、目標を自分の言葉で語り動き出す。しかし、同時に自分自身の責任も明確になります。

 

 

部下に対してもその個人が納得いくまで説明をし、相手の主導(立場)で話を聞く。

 

役者がセリフを憶えて単純に棒読みすれば、何も伝わらないと思います。そこに感情が入り熱が伝わる口調や態度が必要になります。役を演じようとする情熱です。

 

そして、自分の演じているキャラクター(役割)を相手に伝えてことです。うまくやったという自己満足ではなく、受け手の評価が一番大切です。

 

 

本物のリーダーとは、チーム内のメンバーがリーダーが動かしている道具ではなくてメンバー自身が自分で動いている状態を作ります。作業を仕事に変えることができることです。

 

 

 

PS:山本五十六の言葉に「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ。」という指導方法があります。

 

古いと思われるかもしれませんが、「言って」は目標を伝えること、「やって」は手順を教える、「させて」は仕事として理解してやってもらう、「褒める」は評価する。だと思っています。

 

時代や業種や作業内容に置き換える必要はありますが的を得ていると思います。

 

私は、この言葉にはもう一つの意味があると考えています。それは、この一連の指導ができる能力がない人はリーダーにしていけないという意味です。

 

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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