こんにちは。オフィスABUの安部浩行です。
ご愛読いただきましてありがとうございます。
今年は、コロナ禍の中でイベントに対していろんな考え方がある様です。昨日のニュースでは、イベントや競技場の人数制限が19日から緩和されています。
高齢者施設でも夏祭りが中止で、敬老会も中止となっているところもある様です。独自の判断ですので、開催する・中止するどちらが正解とかはありません。
厚生労働省も4日付けで有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅に対して「必要な外部の介護サービス利用を不当に制限しない様」と通知しています。
有料老人ホームの自衛策として、面会や外出禁止などを実施しておりその一環として外部サービスの利用制限を行なっているケースは見られました。
施設内感染がもし起こったらと考えて場合、持ち込む可能性は職員と外部からの訪問者そして外部利用者ですからこの自衛策は妥当とも言えます。この判断も正解はわかりません。
話は変わりますが、組織を作っていく上で大切なのは「中間管理職」です。つまり上司(社長を含む)と部下(一般の職員)との間で上司の意思を部下に伝える役割の方です。
組織によれば、トップの次の参謀とかナンバー2とか地位の方も含みますし、一般で言う課長などもこの中に入ります。
意思決定権限(主体)は、上司にあります。管理職は、意思決定を実現するために動きます。無論、意思決定の際に企画を提案したり上司とのコミニュケーションをとることも必要です。
次に部下に伝える時は、意思決定されたものを「自分の言葉」で話を行い、説明をします。
ここで「社長からの伝言です。」とか「上が決めたことです。」と言う単なるメッセンジャー である中間管理職では最低です。そこには、距離感があり強制・支配感しか出ません。
また、いつでも責任を転嫁できる逃げ道にも思えます。指示待ち人間にも共通します。
ここで上司と中間管理職との関係を考えみます。必要なのは上司から見て「面倒くさい中間管理職」です。まず頭ごなしに指示を出す上司は、意味がありません。
発言ができる環境が必要です。提案や意見が言えて上司の意思決定に対して意図が納得ができるまで質問ができる。不明なことは全て上司に確認できることです。
意思決定された「目標」を一般の職員に押し付けるではなく伝えるためには「理想やピジョン」を掲げることより「共感と協力」が必要となります。
そのためには、中間管理職自身が実現するための戦略を理解して行動に自信を持たなければなりません。現場にとって頼りになる存在になることです。
コミニュケーションが取れる環境があっても中間管理職自体が行動しなければ意味がありませんので、人選は重要です。
これは経験ですが、会議で指示したことをなぜ行うのかを説明したにもかかわらず職員には伝わらずに不平や不満だけが燻っていることがあります。
「上が決めたことだから、しなければいけない。」と逃げているのです。中間管理職が自分で「なぜ」を放ってしまうケースと不十分知識で「これでいい」と勘違いしてしまうケースがあります。
ひどいケースでは全く違う意思が伝わっていることや中間管理職自体が非協力側にいることあります。
自分がトップになった時にどんな側近が必要なのかを考えてみて下さい。イエスマンやメッセンジャーではなく、そのもう一つ下の部下との意思疎通が正確にできる人材の確保・育成が必要です。
PS;私は、一番最初の就職先が小さいながら広告代理店だったせいか、1年目から自分の責任のもとに企画立案ができました。まず社内プレゼンを行いますが、全員を説得する資料や説明をする習慣を身につけたと言えます。
1年生が先輩制作スタッフを動かすのですから半端じゃできません、意見を言える度胸と目上の人を動かす行動はそれからの仕事に行かされましたと思います。
広告代理店で一人の先輩がどんなに遅くなっても自分の疑問や質問に対して対応してくれた事が記憶にあり、この介護業界で私も同じ様に若い職員と遅くまで何時間も話をしてきました。
素朴に疑問を持ち面倒くさいくらい聞いてきた職員は成長が早く管理職として頑張っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。