福老(フクロウ)になるメールマガジン20200919 Vol.172「先入観を持たずに、抑えつけずに理解してもらうことから」

 

こんにちは。オフィスABUの安部浩行です。

ご愛読いただきましてありがとうございます。

 

シルバーウィークと呼ぶのでしょうか、カレンダーは4連休です。介護の仕事でなかなか4日続けて休むのは難しいと言うか、できないこと。

 

本当にお疲れ様です。介護の世界では、24時間365日体制は非常ではなく日常であることを考えるとこれが当たり前なのかもしれません。

 

総理大臣も変わり、同じ苗字(漢字は違います)だったことでいい事が少なかったためホッとしているところです。

 

最近では「アベノマスクは使えない」と言われてもドキッ、安倍さんの発言が、やり方がと言われた時に自分ではないかと思ってしまう事が約8年続きましたから。

 

確かにアベノマスクは、事業所に使われず残っているところがほとんどの様です。

 

洗って干して取り込んで配るこの毎日する仕事は時給換算で数千円になり高いマスクの方が安くなりますから (洗えるマスクの管理費が1日50円とか)

 

 

 

人が動けば費用がかかるのは、ビジネスである以上当然のことです。時間外や休日に仕事がくれば割増料金になります。ついでにやってよみたいな仕事はありません。

 

介護事業の場合は、製造業などと違い材料費がありませんので経費の7割くらいが人件費です。となれば尚更です、人件費とのバランスが重要です。

 

福祉事業と介護事業と一緒の様に思われている方も多いです。ご存知と思いますが、社会福祉法人は補助金が出たり、税金が減免されたり徴収されないなど優遇されています。系列の介護サービス事業も同じ扱いです。

 

民間法人は営利法人ですので、利益から法人税が一般企業と同じ割合で徴収されます。

 

例えば、老人ホームでの「買い物」を見てみると社会福祉法人では慣習的に職員がプラベート時間に行っているところもあります。

 

民間法人では、有料サービスに組み込まれます。1回の金額を重要事項として説明します。

家族がすれば無料です、節約になります。洗濯や掃除も同様です。

 

職員が行えば有料で、家族がすれば無料この線引きをきちんと行う事が大切です。

 

 

そこで、問題なのが想定される費用については重要事項説明書や別添で身元引受人に承諾を得ますが、全て網羅できないとこです。

 

あるいは、そのくらいはサービスでいい思われるものをどうするか?

 

ここで判断すべきことは、全部の利用者に同じ事ができるかどうか?仮に一人に20分かかるとすれば、60人なら1200分(20時間)となります。

 

営業にもかかわってくるので慎重に対応するべき問題だと思います。

 

ですから、職員個人の判断でよかれとサービスであげることも禁止しないといけません。してあげたいう実績は、修正が大変なことになりますから。

 

 

以前から私は、職員一人一人が単価意識を持つ事が必要だと書いてきました。この利用者からいくら頂いているかを知る事です。

 

自分が、売っている介護という商品の値段がいくらなのか?私たちは、買い物をする時に値段を確認せずに売買はしないはずです。

 

確かに、デイサービスの介護報酬を見ればディズニーランドの入場料と同じくらいの客単価です。しかし、開設にかかった費用や運営に必要な費用などもあります。

 

細かい事や難しい事ではなく、大きな枠組みでいいので理解してもらうために話す機会を作る事だと思います。自然と意識ができる様になる事です。

 

 

職員のレベルアップを図る時に思い込みや先入観が一番の大敵です。私も現場の研修を行う時は、理解してもらうためにいろんな表現を考えました。

 

その中で、理解しようと頑張る姿もあります。今までの経験や習慣を変えることには抵抗がでる事が多いですが、押さえ込もうとするから抵抗が強い事が多いです。

 

 

PS:介護とはしてあげる事が当たり前とか、費用のことは言いにくいとか、逆に障害者の方にはしてもらって当然見たいなところがあります。

 

全てを否定する訳ではありません。その気持ちや行動が必要なことだと思います。理解も必要です。しかし、事業として維持してかつ、職員の待遇をよくするための姿勢は求められます。

 

私が医療業界に入った30年前は、高齢者医療費の負担金は1ヶ月900円上限でした。それ以前は無料だったこともあった様です。高齢者人口も少なかったです。

 

しかし、その時代は基礎年金だけの方も多く収入が少なかったりでしたが、現在は高度成長期で働いていて厚生・企業年金で生活が安定して方も多いです。

 

新型コロナの影響で施設運営も見直しが必要です。負担していただく費用に対する考え方を柔軟して、利用者やご家族と向かい合うことも必要だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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