福老(フクロウ)になるメールマガジン20200511 Vol.152「理論的に理解させ、そして納得させる」

 

 

こんにちは。オフィスABUの安部浩行です。

ご愛読いただきましてありがとうございます。

 

大型連休も終わりました。業種によっては今日から出社とか、あるいは在宅勤務が開始とか様々なようです。

 

少しコロナも感染者の数が減っていて、自粛の効果が出てきたのかもしれません。

 

今回の自粛や休業要請ではいろんな社会的な現象が現れました。「自粛警察」という言葉が生まれました。

 

簡単に言えば、休業や自粛をしていないと監視し攻撃すること。警察に通報するだけでは実際に、張り紙やSNSに載せるなど過激な行動に出ているケースも多いようです。

 

 

見た方も多いと思いますが、昨日の「バンキシャ」という番組で脳科学者も中野信子氏が説明されましたが、脳のドーパミンにより満足感を感じているので自分ではやめられないそうです。

 

つまり、いいことをしていると思っているわけで「正義中毒」という言葉を使われました。

これを解るためには「第三者」として自分が見れるようになることだそうです。

 

 

似た様なことが職場にもないですか、そこまでと思うくらいミスをしたら追い詰める人やある意味「パワハラ」とも言えるけど主張していることは間違っていない人。

 

言っている人はきちんとしていて仕事もちゃんとする。あるいは、人よりも仕事ができる。いじめとは違うけど、受けた方の精神状態はボロボロになっていくみたいな。

 

個人的に面談をし、指摘をするが「なぜ自分が悪いんですか?」「ちゃんとしない人がいけないじゃないですか?」挙句の果てには「なんで同じ給料なんですか?」

 

なかなか理解してもられない。あるいは話をした時は理解してもまた同じことを繰り返す。たぶん、自分の行動は正しいことをしていると思い込み、満足しているのかもしれません。

 

 

では解決策はどうするか、もしあなたがそんなに言われたら嫌でしょうと問うと「私はありがたいです」と答えが返ってきたりしたこともありました。

 

第三者の見方をしてもらうようになるには、時間がかかります。長い時間話し合いをして主張してくることを一つ一つ解決するしかないです。

 

 

そのために必要ことは、「ルール」と「権限の明確さ」であり職場での問題解決方法のルールを指示や指摘は誰がどうゆう形でするかをはっきりさせること。

 

システムを作り実践することで絶対に必要です。

 

権限のないあなたが厳しく注意をすることはルール違反であることを理解してもらうことです。その中で治る方もいれば、合わないと辞める方もいると思います。この状態は解決しないといけないことです。

 

 

一番必要なことは、管理者の考えに共感してもらい理解をしてもらうことです。つまり、意思疎通がポイントになります。そうすれば貴重な戦力になります、仕事を理解しているから他の職員のできていないところが見えているからです。

 

 

今回「正義中毒」を例えに出しましたが、大きな違いがありました。それは「正義中毒」のほとんどはだれかわからないように行動するのがほとんどです。

 

しかし、職場での問題は誰かが見えていますから解決に取り組めます。自然と解決することは期待ができないので、あまり関わりたくない問題であることもよくわかります。

 

管理者の仕事は、理論的に理解させるだけではなくて感情を切り替えさせて納得してもらうことで完了します。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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