こんにちは。オフィスABUの安部浩行です。
ご愛読いただきましてありがとうございます。
今日の題目は後半に書いてますので最後までぜひ読んで下さい。
コロナウイルスでの介護事業所の休業が、今月20日時点の調査で通所・短期入所系で858ヵ所、訪問系51ヵ所になりました。(厚生労働省調査)
13日からそれぞれ1.7倍と2.3倍に増加しています。無論、休業要請対象ではないため補償とかはないと思います。
休業の理由は、そのほとんど(98.3%)が感染防止のための自主的な休業になっています。介護職も家族いますし、健康も命も大切です。
但し、老人ホームなどは住んでいる方の処遇があるため休業する訳にいきません。感染者が出ても仕事をする人が必要です。
地方の小さな町の老人ホームで実際にあった事です、救急搬送で入居されている方が病院に運ばれた後お亡くなりになりました。
死因が「肺炎」だったため、遺体のCT検査を行い肺には影がありました。誤嚥性肺炎は高齢者では非常に多いですが、誤嚥性肺炎の場合は肺の下部に影ができるそうです。
その方のCT画像は肺の中央部に影があったため、コロナウイルスの疑いとなりPCR検査となりました。結果は、翌日の午前中に出ますが老人ホームでは大騒動だったそうです。
職員の濃厚接触者を確認するための介護記録等の提出準備、高齢者の行動記録などもし陽性であれば入居者・職員の検査がありその結果老人ホームの介護員がいなくなった場合の応援体制の依頼など
1件しか経営していないので応援体制に対応してくれる老人ホームはなく、行政に対応を相談しながらとういう状態でした。
結果として、PCR検査が陰性だったため通常の運営になりましたが決して他人事ではありません。いつ自分に起こるかもしれないことです。
休業したら利用者は他のサービス事業者を利用するでしょう。必要があって介護サービス利用している方達ですから、もしこの事態が収束しても戻ってくる可能性はない覚悟も必要です。
もし、施設内で感染者がでたらどう対応するでしょうか?
運営をしながら職員の健康と安全を守るにはどうするのか?
その方法があるとすればその内容を職員にどう説明するば安心してもられるのか?
専門家の指導が受けられるのか?など
その時の準備はできていますか?情報はしっかり集めておきましょう。これからも厳しい状況は続いていきます。
今日の本題ですが、河野防衛大臣だったと覚えていますがコロナ関連の専門用語について
「専門用語を分かりやすい日本語で」と厚生労働省に申し入れたニュースがありました。
「クラスター(感染者集団)」「オーバーシュート(爆発的な感染拡大)」そのほかにも「パンデミック」いたっては何のことみたいなことですね。
これは、マニュアルや手順書を作成する時も同じことです。マニュアルの存在は介護保険の実地指導や評価の中に必要項目としてあります。
なぜか、マニュアルに高級感を求める風潮があります。経典みたいな感じに作る必要があると思っている人がいます。
マニュアルはどんなレベルの人が読んでも理解できるものじゃないといけません。初心者の方が新人研修で読んでもわかる内容で作ります。
新人研修でマニュアルを説明しますとかで、まず語句の説明を同時にするのであればそのマニュアルは即効性がないものです。マニュアル自体は出来る限りシンプルします。
もし、その必要性があれば、最低限必要な専門用語はまず専門用語だけの研修を先に行いマニュアルは読むだけで理解するようにするべきです。
ぶっつけ本番で、2つこと一緒にやってしまえばまず覚えることはできません。できれは、必要のない専門用語というかかっこつけのカタカナは使わないことです。
これは、研修でも同じです。参加者の内容を把握してみんなが理解できる表現で話ますし文書では難しい場合は画像やイラストを使います。
何が目的なのかを考えます。「マニュアルは作ることではなく、ましてや飾ることではない。作業を円滑に行う為に覚えることです。」
余談ですが、介護の世界でもよくカッコつけて言ったり、記録に書いたりする人がいます。「ドクター」「ナース」「セラピスト」「ソーシャルワーカー」「クライアント」など
漢字で書くことができないのかなと思い、スペルわかるのかなとも思っています。
ちなみに、僕はスペルには自信がないのであまり使わないようにしてます。
最後までお読みいただきありがとうございました。