福老(フクロウ)になるメールマガジン20200125 Vol. 139「企業理念から職員を見極める」

 

 

こんにちは。フクロウ改めオフィスABUの安部浩行です。

ご愛読いただきましてありがとうございます。

 

今回、なんだと思われるでしょうが「企業理念」について書きたいと思います。

 

「企業理念」とは、なぜこの事業を我が社は行なっているのかを文章にしたものです。

社員の方が、どれだけ理解して仕事しているかで大きな差が生まれます。

 

そもそも、介護事業とはある方が上手い表現をされていました「制度ビジネス」です。簡単に言えば、単価を行政に決定され収入の上限が決まっているビジネスです。

 

つまり、会社間での職員待遇に差がつけにくい業種です。ヒット商品がでたら大幅昇給があったり、臨時ボーナスがあったりすることはありません。

 

日々の売り上げの積み重ねで、昨日失った収入を取り戻すことはできない。セールや特売もできないビジネス。

 

結論として、「儲からない商売」であることを職員には理解して働いてもらうこと、そのためにはなぜこの儲からない事業をする会社の理念が必要になります。

 

 

それでは、企業理念から職員を見極めるとはどういうことでしょうか?

 

介護事業の企業理念で「働きがい」を感じ、会社とのエンゲージメント(会社との考え方と自分の考え方が一致する)職員を育成しキャリアアップすることです。

 

職員は大きく2つの種類に分かれます。もうひとつタイプは「働きやすさ」を求める職員です。働きやすさとは休日や残業など待遇を求めます。このタイプは一般職のままです。

 

 

表現を変えますと、「出世したいとがんばる職員」と「責任のある仕事はしたくない職員」を区別し、報酬体系を作ることが必要です。

 

一般の企業では、転勤の無い地域職員と転勤がある全国職員と仕事内容も待遇は違います。

 

楽な仕事でいい給料は虫のいい話で、むしろやる気がある職員のモチベーションを下げ、あげくには流失につながります。

 

介護員処遇改善加算の分配等を利用することも可能ですが、職等級や職位などで基本的な違いを明確にすることです。

 

働き方改革が始まったため、職員の仕事に対する意欲は本質を見極める必要があります。

 

限りがある人件費を如何に有効に使うこと、確実に残ってもらう必要がある職員の流失を防ぐことが最重要ポイントです。

 

 

 

余談ですが、以前医療機関でのISO14001を取得した時は職員全員が理念を言えるかどうか、直接現場で確認されました。

 

そのため名札の裏に、理念を印刷しいつでも見れるようにし、また朝礼などで唱和できるようにしました。

 

企業理念はただ、掲示しているだけではない。会社運営の基盤となるものです。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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