こんにちは 介護ビジネスコンサルタントフクロウ 安部 浩行です
毎日外国人労働者のニュースが報道されていますが、人件費の削減ではないことは理解されていると思います。むしろ、日本人より投資が必要なように感じます。
その中で、19日の夜はカルロス・ゴーン氏逮捕の報道一色になりました。こちらは外国人経営者です。
政府や厚生労働省での動きではなく、現状の運営の中で1番気を使う時期が来ました。11月から年末にかけて、職員の動きが激しい時期です。
賞与がほとんど会社では12月に支給されますが、この賞与の存在が、12月退職者を生み出している。12月までは我慢するして賞与をもらって辞める。個人のケースもあれば、複数人で辞めるケースもあります。
管理者には、結構退職情報は入っていてどう対応するかと悩んでいたりとかしているようです。
「どうしたらいいでしょうか?」と聞かれることがありますが、確かに賞与をもらって辞めるのですが、辞める時期がそうであって辞める理由は別にあります。
確かに、介護の世界を離れますという退職もあるでしょう。この理由は、本当であれば仕方ないです。ただし、辞める理由は案外嘘が多いものです。
辞めることを決めた理由をきっちりと聞き出すことです。その理由は、会社にあるのか、管理者にあるのか、人間関係にあるのか、仕事内容にあるのか、指導方法にあるのか、などできるだけ詳細に。
もしかしたら経営者や管理者が裸の王様になっているかもしれません。わからないうちにハラスメントを受けていたり、あるいは会社の方針に疑問があったり、ここでは自分は成長できない・目標がもてないと感じたり・・その理由から聞いてみましょう。
自分もそうでしたが、退職届を出す時に「もう決めたこと」のやりとりがあります。どちらもあまり話をしたくないのは当然ですが、そのタイミングでの聞き取りが必要です。
離職のサインの見つけ方は、以前何かで学んだので紹介しておきます。勤務条件としてはブラックではないことが条件です。
退職理由は嘘が多いと書きましたが、一つの理由ではなく合わせ技みたいに決定的な要因ではないケースが多いということ、ひとつの「悩み」を解決しないと引きずって仕事をしているのはブレーキを踏みながら走っている状態だそうです。
例えば、仕事や環境が自分の思っている状態ではない
不満がたまり、「悩みのブレーキ」を踏み続け、辛くなってくる
(無意識に)環境が変われば楽になれるという考えになる。最後は、理由を合わせて、自分を納得させる。
「悩みのブレーキ」の原因とは「自分のせいでは無くて他に原因があると」と考えること。
早い段階でのコミニュケーションが有効ですが、ただ単に「大丈夫か?」みたいに聞かれて「大丈夫じゃないです」と答えることはまずありません。意思表示を示すのは退職届を出す時です。
言葉だけのポジティブでは無くて、表情、行動、意欲、積極性があるかどうか。辞めたいサインを気がついて根本的な原因を早く突き止めること
職員の仕事の一面だけを見て、仕事している本人を見ていないと起こりやす現象です。
特に短期間の成果で職員の評価をしてしまい、それで職員の能力を決めつけてしまう傾向があると職員もそれを感じ入れ替わりのサイクルが早いようです。
即戦力が欲しいのは、どこも一緒です。しかし、逆にせっかくの戦力を失うこともでてきます。懐を広げて、ブレーキを踏んでいないどうかを話し合っていくことが大切だと思います。
今回は、慰留ができなくてもその理由は改善するための情報です。
これは、上からアプローチしなければ、いけません。そして、出てきたら受け止めなければ解決しません。
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事務所の名前とマークのフクロウは「福老」「不苦労」の漢字を当てられます。老いた方々に幸福を与えることができるような仕事をしたいと命名しました。
介護事業コンサルタントフクロウ 安部 浩行