今年もあとわずかになりました。
明日は、クリスマスイブです。
クリスマスイブと日曜日が重なり
日曜日に事業所がお休みの方は
ゆっくりできますね。
365日営業の事業所や施設の方は
本当にお疲れ様です。
お正月も休みがなくて
除夜の鐘を、夜勤をしながら聞くことも
いつが仕事納めで、いつが仕事初めなのか
しいて言えば、
大晦日の23時59分くらいが仕事終わり
年が変わった0時が仕事初めでしょうか
あなたのことを頼りにしている方がいます。
よろしくお願いいたします。
こんにちは ふくろう介護事業コンサルタント事務所
安部浩行です
人と人との言葉のやりとりは
口調や主語に注意して受け取り方が
変わります。
まずは、主語を明確につけて話す
誰のことを話しているのかが
わからない時があります。
入居者からのクレームで
「出て行った人はどうでもいい」
と施設長に言われた。
この方は、在宅復帰を考えていて
迷っていた時期でした。
施設長は、外出中の方は家族が
ついているから任せているから
の意味だったようです。
誰がという主語がなかったこと
口調が厳しかったことが
誤解をなったようです。
アルフレッド・アドラーの本でも
同様の事が書いてあります。
命令口調では
不快感を与えてしまい、
勇気をくじかれた感じる
と書いてあります。
命令口調とは
「〇〇してくれる。」など
選択の余地がない言葉で
柔らかいとか、丁寧とかでは
ないようです。
職場の中でも、言葉のやりとりが
ほとんどが命令口調です
業務上、しかたがないことも
ありますが
気持ちよく仕事できる
やる気がでてくるような
いい職場つくりはできないですね
コミュニケーションが
あまり必要でない業種もありますが
介護事業は、人と介護が商品です。
事業所の評価は、商品である
「人」「介護技術」で決まります。
スタッフを育成するときに
注意をしたり、ほめたり、あるいは
給与をあげるなどアメと鞭も
必要ですが
それは上から目線の指導です。
その事業所の雰囲気で、育成すること
事業所のカラーというか
事業所のみんなが自然と行っている
かならずやらないといけないこと
決してやってはいけないこと
を身に着けて
間違いを起こしそうになれば
他の人が止める。
一緒に行動しうまく成し遂げたら、
感謝をする。
上から、指導ではなくて
横からの育成は効果があります。
特に高齢者を対応する場合
この雰囲気が間違った方向に
行っている事業所があります。
利用者の方に命令口調なのです。
それは、全部のスタッフが同じです。
「〇〇しないでください」
丁寧な命令口調です。
言い方をかえて
「私は〇〇しないでくれると助かるなぁ」
とお願いしてみるといいでしょう
高齢者の方は、認知症の方がほとんどです。
軽い方でも、自分がなぜ怒られたのか
理解できるでしょうか
自分のどんな行動をしたかよりも
なぜ、怒られるのだろうと
考えます。
訳がわからないことで怒られた時の
気持ちはわかると思います。
反発か恐怖でしかありません。
うまくコミュニケーションが
とれるわけがありません。
事業所がよくなっていくためには
縦から目線の指導と
横から目線の育成とで
チームワークを作るといいです。
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ふくろう介護事業コンサルタント事務所 安部 浩行