インセンティブ交付金が政府予算案に
組み込まれました。
200億円を計上されたと
報道されています。
最近、報道の中にわからない
方かな文字が多いと
思っているのは私だけでしょうか
介護業界でも、ナースとかドクターとか
言っている人を見ます
看護職員や医者じゃいかんのかな
病院ならまだしも
今回の交付金もリターンとか
インセンティとかやアウトカムで
表現されています。
その反面、忖度とか難しい日本語が
流行語大賞に選ばれています。
一般の人になじみがない言葉が
選ばれてもなあと思いますが
こんにちは ふくろう介護事業コンサルタント事務所
安部浩行です
自立支援のインセンティブ交付金が
現実化してきました。
簡単に言うと
「がんばった自治体に、お金がもらえる」
システムが始まる。
目的は、保険者を強化すること。
各自治体で対応が違うところを
厳しい方に統一するとかですね
介護保険法は、全国統一ではあるが
その取扱いについては、
ローカルルールが存在すると言われます。
特に、実施指導でのチェック方法は
担当者でも違います。
今回は、指導関連ではないようですが
11月の審議会では79項目の案が
でていて、市町村向けが75%になっています。
この中には、今までも実施されていた
ケアプラン点検の実施数なども
ふくまれています。
ケアマネジャーの方であれば、経験は
あると思いますが、
ケアプラン点検というのは
ここの保険者では、自立支援ケア会議の
とセットになっていて、会議の対象者を
半年後くらいにチェックします。
強制力は、ないと言われますが
訪問するのは、2~3人で
ケアマネジャーと看護師と給付係
時間は、半日程度で、すべて記録を
しっかりみて、アドバイスを
していきました。
私の受けた対象者は、住宅型有料老人ホームに
入居中の方で、サービス事業所も
同じ法人だったため
より詳細な支援経過記録と求められました。
実際の口頭で、状態や行動を話していたら
記録にないといけないので
口頭ではなく
支援経過記録に残すようにとのこと。
要介護1で短期目標は3か月
長期目標は6か月の指導が・・・
一人の利用者のケアプランは
深く掘り下げるので、ち密に
点検されました。
もう一つの仮名文字は
「アウトカム評価」
具体的には要介護がどう変化したか
1次判定の基準時間の変化率を
用いるとも言われています。
評価指標は完全な形で年度末までに
正式に決定されます。
要支援が総合事業になり、
自治体の管轄になって
今後、要介護者はどうなっていくのか
要介護2までは総合事業にとも
言われています。
訪問介護・通所介護の総量規制も
保険者が関与していくのではとも
以前、病院に勤務していたとき
県庁の医務課の担当をしていた時の
ことですが、
定期的な医療監視だったと
思います。
院内を巡回するときに、
ある県職員の方が
「安部さん、この掲示はこの前まで
ありませんでしたよね」
と耳元で囁きました。
たしかに、医療法上必要な掲示物で
この監視に前にあわてて貼りました。
終わったあとで、
「母が入院していて、週に何回か
見舞いに来ていますよ」
と話されました。
背筋が凍ったとはこのことです。
地方自治体や保険者の権限が拡がれば
担当職員の親や親せきなどが利用する
介護サービスもでてくるわけで
いろんな意味でいいことも悪いことも
耳に入りやすくなります。
気軽に見学にきたりとかも
あるかも
実際、自分の高校のサッカー部の後輩が
広域の介護保険課長を2年していましたが
先輩、住宅型有料老人ホームを見学させて
といきなり電話かけてきて
30分後に数人の介護保険課職員が
見に来ました。
それも、自立支援ケア会議の数日前に
小細工する人間ではないと
わかっていても何か目的が
とも考えてしまいます。
以前、県の担当官が、投書があれば
調査しないわけにはいかないのですと
いきなり訪問してきました。
それは、保険者の方も言われました。
これも頻回になるかもしれません
しっかりと確実な運営を、
しなければいけない時がきています。
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ふくろう介護事業コンサルタント事務所 安部 浩行
