こんにちは 介護事業コンサルタントフクロウ 安部 浩行です
本題に入る前に・・
昨日、このブログとメルマガの読者様の決算報告や事業計画発表を兼ねて総会に研修講師として招待いただき約1時間ほど講演させていただきました。
社長さん(作業療法士)とは、25年来のお付き合いがあり、同じ病院やクリニックで一緒に仕事していましたので、いろんな経験をしました。
今回は、全職員の方が対象でしたので、内容は地域で愛される会社(事業所)作りをテーマに会社の方向性や職場のあり方をできる限りわかりやすく話したつもりです。
今回、感心したのは、職員ほぼ100%の出席率と会社の収支を報告をされる経営者の方の姿勢です。
研修についても、介護事業だけではなく障がい者事業も運営されていますのでテーマには悩みました。
研修が終了後に、いろんな職員の方から御礼のお声掛けいただきました。また、管理者の方いい評価の感想をいただきました。今回は大変お世話になりました。これからも宜しくお願い致します。
今回のテーマに入りますが、今回の改正で介護支援専門員が事業所の選択について利用者及び利用者家族に選択理由を説明することになりました。
新規に利用するサービスについては複数の選択肢を提示する。現在、利用中の事業所については、次回のケアプラン説明時行います。
この件は、介護支援専門員の中立性を厳重に守らせる為に法改正になったのですが、介護サービス事業所はもっと大変になります。
当たり前です。選択した理由通りのサービスを実施しなければ事業所を変更されても文句はいえません。中途半端にしていると、「ケアマネさん話が違うよ、他紹介して」と言われます。
介護サービス事業所は、介護サービス計画書に内容に基づいてきちんとサービスが提供されて、目標達成に対してどの様なプログラムで行なっているか
さらに介護サービス事業所の職員の態度や言葉遣い、相談員や管理者の対応など介護の内容だけではなく、利用者サイドからいろんな視点でみられることになります。
介護支援専門員も、利用者にとって最適の介護サービス事業所なのかどうか、介護サービス上、問題点がないのかどうかを常に検討し、今までの実績ではなく必要に応じた事業所変更をすると思います。
例えば、訪問看護ステーションの24時間体制や日祝日の対応についてしていない事業所ありますが、このデイメリットは説明しないといけません。
ましてや、ターミナル対応となったケースでは家族の不安を考えた場合、以前利用して事業所があっても変更する必要がでてきます。
もしかしたら、使命感の無い介護サービス事業所は、「ケアマネさん、そこを何とかできませんか」とか言ってくるかもしれませんが、利用者の事を最優先に考えれば「ノー」と言わざる得ない事も出てくるでしょう。
介護支援専門員は、厳しい立場に立たされています。
特に、介護サービス事業所と同じ法人の居宅介護支援事業所に雇われている場合は特にです。この雇用関係があり、情報のやり取りや連携を考えると同法人の介護サービスが1番手に持ってくるでしょう。
介護サービス事業書は、系列の介護支援専門員の期待に背かない運営をしていただかないと、慣れ合いと言われる関係になってしまいます。
もし介護サービス事業所にもし不祥事があれば給付管理をした居宅介護支援事業所や担当ケアマネにもその責任は発生します。
居宅介護支援費の有料化の話も出ています。そうなれば、ケアプランに対する利用者の注文も増えてくるでしょう。どこの介護サービス事業所を利用するかは、利用者の意思が決める事です。
ケアマネジャーの方は、自分の事を守るため毅然とした対応が必要です。
経営者の方は、この介護保険制度におけるケアマネジャー役割を理解して下さい。
介護サービス事業所の、質の向上とコンプライアンスが更に厳しく求められます。
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事務所の名前とマークのフクロウは「福老」「不苦労」の漢字を当てられます。老いた方々に幸福を与えることができるような仕事をしたいと命名しました。
介護事業コンサルタントフクロウ 安部 浩行