これからの介護事業・・強い組織を作る


こんにちは 介護ビジネスコンサルタントフクロウ 安部 浩行です

2ヶ月間、投稿の期間が空いてしまいました。申し訳ございません。

これからの展開を見ながら何を集中的にすべきなのかを考えています。

事業規模の拡大をしなければならないのは間違いなりません。介護事業だけでなく最低20名以上の正規雇用の職員は必要だと言われています。

そのためには、まず「人材確保、育成、そして結果繋がる」と思っています。武田信玄の名言に「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」という言葉があります。

城、石垣、堀は信頼できる人(人材)の集まりは城に匹敵すると意味です。わかりやすいと思います。

情けは味方、仇は敵なり。は人は情けをかけると味方になり、仕返しをするような行動をすると離れていくと意味です。

私は介護事業の「人を育てる」ことには常に取り組んできました。不思議と全て立ち上げからしてきたので開設職員の募集・面接そして入れ替えがあっての組織作りです。

私が医療・介護業界に入ってからのを始めてからの、介護を行う職員について簡単にまとめてみました。社会福祉法人の介護職員はたぶん違っているとは思います。


まず、医療機関では看護助手と呼ばれていて入院病棟では、食事介助やオムツ交換などルーティンな仕事していました。もちろん、職員の序列では下の方になります。

医師や看護職員の指示で動くかわりに、難しい判断をすることはなかった思います。給与も、最低賃金に8時間をかけて勤務日数をかけて決まる程度です。

大きく介護員の価値が変わったのは、介護保険が始まると決まってからです。

ホームヘルパーに民間参入することになり、そのために必要な資格ホームヘルパー2級の資格取得に応募が殺到し、介護する職員が中心となり事業展開をする組織作りが始まります、


介護福祉士の資格取得制度も今とは違い、当時は高校卒後専門学校で取得できたためヘルパー2級と合わせて介護の知識をもった人材の確保ができました。


ただし、資格者イコール実務ができる訳ではなく、あくまでも資格が先行してのは仕方がないことでしたが、資格取得に必要する自己投資(費用を含む)はモチベーションを表して取り組みの熱心さの確認ができました。

私は、当時医療法人で介護保険事業準備の責任者でしたので介護福祉士の職種を作り、准看護師と同じ給与体系で採用してもらい、介護福祉士の新卒募集を行い育成の準備をしました。

介護保険が始まっても、思うように介護職員の待遇は上がらず期待はずれでその後多くの職員は介護業界から離れていきました。その後、介護員処遇改善の取り組みを政府が始めて現在はかなり改善されました。

介護保険開始時に、採用した介護福祉士のほとんどはその影響なく現在管理者など活躍しているようです。

簡単に変遷を書いてみましたが、これからの仕事ができる優秀な職員の離職や管理者の離職は大きな損失です。育成した経費や報酬が全くのゼロになります。

プロのサッカー選手のように移籍金や違約金などがあれば補填でいますが、日本の雇用制度ではまずありえないでしょう。

介護の需要はあります。これから、事業を拡大していく、あるいは今の拡大を図りながら事業規模を維持する、この意識は前面に出しましょう。(規模が縮小すれば復活にはかなりの労力が必要です)


今後、展開すべき介護の生産性の向上を実現するためにも人材の確保が必要でその為に何をすべきかを教えていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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事務所の名前とマークのフクロウは「福老」「不苦労」の漢字を当てられます。老いた方々に幸福を与えることができるような仕事をしたいと命名しました。

介護事業コンサルタントフクロウ 安部 浩行



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