通所介護・・他者と差をつける取り組みを

こんにちは 介護ビジネスコンサルタントフクロウ 安部 浩行です

本題に入る前に、昨日の東京都町田市でのワゴン車暴走の事故ですが、気がついた方もいると思いますが車の前部は凹み、運転席のドアに薄くですが英文字でデイサービスの名前がありました。

交差点を猛スピードで信号無視で、歩道にいた歩行者の方に突っ込んだ事故でした。重ねてもし送迎途中で利用者が同乗してたなら被害者の方も増えていたのではないかと思います。

時間も夕方の5時半くらいですから、送迎の帰りなのか?同乗の職員もいなかったので送迎ではなかったのでしょうが「何が起きたか記憶にない」という運転手の供述が不安になります。

通所サービスでは、送迎は絶対に欠かせないサービスです。以前は、女性の方で車の運転に自身がないと面接の時に言われたことを思い出します。今回は普通のタイプのワゴンでしたが、リフト車などは車高も違うので運転に注意が必要です。

十分に体調管理を行い、事故など起こらないようしてください。

さて、今回は話題は、デイサービスセンターについてです。

デイサービスセンターは、今のところ総量規制は無く指定は、書類と現地の調査(無い地区もありますが)で受けられます。

そのため、競争が激しくなっているサービスでもあります。その中で、特化型というネーミングが増えてきました。

1番聞くのは、機能訓練特化型というデイサービスです。機能訓練を目的としたものは別に通所リハビリテーションというサービスがありますが医療機関併設ではないと指定は受けられないので民間で実施する場合はこの表現になったのでしょう。

ひと昔前とは違い、理学療法士や作業療法士の養成学校も増えて供給が過多になりつつあるため、人件費も落ち着きデイサービスでも配置ができるようになりました。パワーリハの設備があるこの形のデイサービスも珍しくなくなりました。

そもそも、介護保険が開始なり、医療法人でのデイサービスが可能になった初期ではデイケアをデイサービスに組織編成するケースは多かったです。医師やセラピストの確保ができないことと人件費からでした。

現状は、競争に勝ち抜くため「音楽療法」や「料理作り」を専門するデイサービスも出てきています。

今回、紹介する「卓球(療法)専門」のデイサービスが神奈川県には2012年からあるそうです。現在、大阪にもあります。どこかはインターネットで検索すれば直ぐにわかると思います。

そして、卓球を単に行うのではなく「日本卓球療法協会」という組織があり、卓球療法士という資格者があり講習が定期的に行われています。

私も3年ほど前に、佐賀県鳥栖市で卓球センターを開業する準備をしていた岡本篤郎さんと出会いました。現在は、市内で鳥栖卓球センターを開業されて卓球療法が自立支援や機能回復に有効なことを幅広く案内しています。

高齢者の卓球はラージボールを使い、「楽しく」「ムリなく」「定期的に」を目標に取り組んでいます。(岡本代表)

卓球療法士が1番必要なことは、立位でされる方には打ちやすい球を打ちやすい場所に打ち返してあげること。なるべくラリーが長く続くことが大切です。車椅子の方には座ったまま行うやり方もあります。

鳥栖卓球センターでは、卓球療法の普及の取り組と定期的に卓球療法士の講習も実施しています。卓球療法士は介護職員の方でも認定を受けることができます。

今、若い選手が活躍してブームですが歴史と幅広い人気がある卓球を機能回復に取り入れてみるのも面白い思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

参考までに・・鳥栖卓球センター(代表 岡本篤郎)

URL : https://tosuttc-as.com

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事務所の名前とマークのフクロウは「福老」「不苦労」の漢字を当てられます。老いた方々に幸福を与えることができるような仕事をしたいと命名しました。

介護事業コンサルタントフクロウ 安部 浩行

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