よりよい明日を目指して・・介護事業

こんにちは 介護事業コンサルタントフクロウ 安部 浩行です

今日は、年度末ですが土曜日の関係で行政は休業日です。引っ越しシーズンの為、住民課など一部を4月上旬は開けている市役所もけっこう当たり前にはなってきました。

とにかく、明日からは新しい年度が始まります。
介護保険も、医療保険も新しい単価に変わります。

今年は、物流コストの上昇により物価全体が値上げになっているようです。

介護に関して言えば、今日した介助と明日する介助に何も変わりはありません。

例えば、この商品値段が高くなった分だけ美味しくなったねとか
逆に、値段は変わらないけど前に比べて中身の量が減ったね。(外観パッケージはそのまま)とかはありません。

 

今回の改正は、介護保険の構造改革の始まりと言われ、
・「地域包括ケアシステム」の推進
・自立支援・重度化防止に資する質の高い介護サービスの実現
・多様な人材の確保と生産性の向上
・介護サービスの適正化・重点化を通じた制度の安定性・持続の可能性の確保

 

2025年に団塊世代が後期高齢を迎える、医療保険から介護保険への移動してくる高齢者の数で介護保険対象者は増えていきます。

 

医療の背景の大きく変わりました。特にリハビリテーションについては、この20年で大きな変化です。人材確保が難しかった理学療法士や作業療法士が養成学校が増えました。

 

私が、医療機関で人事を担当した20年前は、リハビリテーション専門学校の就職説明会に参加しても、卒業生の就職先は決まっていて単なる当て馬的な存在で、夜間の生徒をやっと確保するなど苦労しました。ほとんどが臨床希望で慢性期などは敬遠されていました。

 

今は、リハビリテーションのセラピストも、人材が増えてかつ人件費的のも落ち着いたので介護事業所(通所リハビリテーションや訪問看護ステーションなど)に複数人の配置や介護付き有料老人ホームでの在籍もできるようになりました。

通所介護での機能訓練指導員は、看護師・准看護師を含めて鍼灸師等まで対象者が広がっています。事業所の設備の問題もあります。

機能訓練とリハビリテーションは明らかに違うのです。機能維持に係るアウトカムの評価の導入が求められますが計画性や結果の捉え方は専門性が全く違います。

 

高齢者の考え方も、今までとは変わってくると思われます。ほぼ100%の方が自動車の運転だでき、80歳を超えても自動車で移動する。歩行ができなければ、自動車を運転しても介護認定はおります。自動運転も標準装備されていくでしょう。

 

自分で出来ることは、自由にしたい。誰かに頼らないとできないことのみを、援助してもらいたい。

趣味や娯楽は、数多く存在するして選ぶ事ができる。家事も、食事はケータリングで栄養のバランスが考えたもの(カロリー、減塩等)・形状も選べる(ムース食やわらか食まで)で、掃除もルンバがしてくれる。

 

家族が同居であれば、家事をしてもらば生活ができる。一人でも広い家の管理は無理でも自分の部屋くらいはできる。

長い時間、束縛されてみんなと一緒にいる必要が出てくる、そのような介護サービスを利用を開始する年齢がいくつになるのか、多分高くなっていくような気がします。

 

スポーツの世界でも、筋肉トレーニングを行う為一流選手の引退する年齢が高くなっています。

一般の方も、マラソンブームでもわかるようにジョギングをしたり運動をする習慣をいますし、運動ができる施設や環境が整ってきています。

 

利用し始めた方は、平均余命が伸びれば介護度の高い状態で利用期間は長くなるでしょう。介護保険を利用することは必要不可欠です。

 

私なりの考えを書いてきましたが、これからの高齢者の生活は十人十色であり型に嵌めるようなプログラムでは利用者が納得しないではないでしょうか

採算がとれるのかは、事業計画にはなりますが今までの介護報酬と比較ばかりをしても下がったら苦しいという考え方になります。

利用対象別(例えば軽度対象、男性のみとか)の事業所を計画してみたり、曜日でテーマを決めてその希望者を集めるなど

実際に、自分が運営している事業所に自分が75歳になったら行きたいと思いますかそう考えてみるとわかりやすいかもしれません。

時代の変化に対応することは、どの業界でも同じだと思います。柔軟な発想をしてみませんか。

 

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事務所の名前とマークのフクロウは「福老」「不苦労」の漢字を当てられます。老いた方々に幸福を与えることができるような仕事をしたいと命名しました。

介護事業コンサルタントフクロウ 安部 浩行

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