福老(フクロウ)になるメールマガジン20210604 Vol.208「生産性を上げることとモチベーションを上げること」

 

 

こんにちは。オフィスABUの安部浩行です。

ご愛読いただきましてありがとうございます。

 

日本は2020年先進国7ヵ国の中で、最も生産性が低い国です。

 

生産性が上げることを考える時に、逆に何が生産性を下げているのかを検討することも原因追求には有効なのかもしれません。

 

その中には、日本固有のあるいは古くから継続されてきた儀式やしきたりも含まれてきます。これからの話はどちらがいいのかが判断がつかなかった話です。

 

それぞれに意見があると思います。考えてみてください。

 

 

私の県では、医療・介護・保育の従事者に一律6万円のエール支援金が贈られました。

実際にコロナ感染者の方に対応した従事者は10万円です。

 

とても有難い事だと思います。実際に他の業種よりももし感染してしまったら周囲に与える影響が大きため、自分一人の問題では無いと思って働いている職員は多かったと思います。

 

大変気持ちが伝わるエール支援金でした。

 

そのエール支援金は直接個人の口座に振り込みでしたが、各事業所には人数分のお礼の言葉が書かれたメッセージカードが送られきました。

 

 

ある事業所の話です。メッセージカードを見た管理者が側にいた事務員の人に「無駄なもので税金の無駄遣いだ」と話し、そばにいた事務員も同意をしていました。

 

それからそのメッセージカードを受け取る職員一人ひとりに同じ事を話し、挙げ句の果てには「その分上乗せしてくれた方がいい」など言い出す人もでます。

 

確かに印刷代を考えたら、枚数を数えて同封する作業を考えたら無駄かもしれません。送り手と受け取る人の考え方の相違かもしれません。

 

 

しかし、私達はお金を何かに入れてお渡します。慣習化されていて、お祝いやお悔やみやお礼などは特別な封筒(のし袋)に入れます。

 

また、お祝いやお礼には一言を添えます。これが気持ちを伝える方法だと思います。今回のメッセージカードも同じだと思います。

 

また身近なものでは給与明細も無駄な経費かもしれませんが、封筒に入れて渡します。

 

私の場合は個人の封筒を作り通い箱みたいにしていましたけど、給与明細をはだかで渡す事はありませんでした、そして言葉を添えていました。

 

 

先程の事業所では、給与明細はそのまま手渡しだそうです。銀行振り込みなので以前に比べて重要性が低くなったのは仕方がないことでしょうが。取りにこない職員もいるそうです。

 

 

生産性の向上からみれば、必要がない(無駄な)作業なのかもしれません。時間と手間から何も形になるものは生まれてこないです。

 

しかし、職員とのコミニュケーションは必要です。仕事がうまくできた結果には褒めて価値観を共有します。

 

私は、このエール支援金の捉え方が「社会貢献したこと」に対してのお礼の気持ちとして「お金という形」でいただいたと考えたらいいなと思いました。

 

お金と言う形がある物と社会貢献という自分自身の価値観の両面からこれからの仕事に対するモチベーションになれば最高の効果があります。

 

 

 

PS:今回は、少し視点を変えてみました。どんな管理者が人を育てるのか育成方法はそれぞれ違うと思います。

 

私は、若い時に「企業の目的は金儲けではなく、事業を通じて社会貢献をすることだ。その目的として利益を上げなければならない。」と言われたことを思い出します。

 

会社の理念にも同じような表現があります。当時は、「自分に都合がいいことを言ってる。」みたいに思っていました。金を儲けることは一緒だよね。

 

しかし、自分の中での捉え方は変わっていきました。自分がやる気を起こすための何かは確かに報酬ではありますが、もう一つは人の為になっているとういうことです。

 

特に介護という仕事はその結果をが目の前で見ることができます。利用者の楽しむ姿や言葉そしてそれを見て良かったと思う自分です。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です