こんにちは。オフィスABUの安部浩行です。
ご愛読いただきましてありがとうございます。
本格的な暑さが始まりました。コロナ禍での2回目の夏です。
今回は、「チーム」を考えてみます。いろんな業種と同じように介護サービスもチームで活動しています。
介護のチームは、いろんな業種がスポーツに例えられる中では、通所系や施設はサッカー・駅伝タイプではないかと思います。
今回、分類などは以前読んだ「THE TEAM 5つの原則」を参考させていただいています。そこに介護事業ではと自分なりの考えてみました。
監督が選手を選び、指示や練習を行い試合(レース)に臨みますが試合が始めれば個々の判断や全体の流れに対応することが必要になります。
基本的なルール(法令や基準)、マニュアルがありますが高齢者の状態は一人一人が違うため、その時その場で代わるためその方に合った方法で介助をします。
メンバーだけによる判断や指示を受けてそれを自分たちができる方法で解決するようなケースもあります。
試合中に全てが監督のサインなどで管理される野球とは違うので、個人の能力とメンバー間での連携が重要になります。
個人の能力とは全て人が高いないといけないという意味ではありません。いろんなの役割を持ったメンバーによるチーム作りを行います。
理想の形はあるのでしょうが、年齢・資格・キャリア・能力・性格などいろんな人が一緒に仕事をするわけですからプロのサッカーチームというわけにはいかないでしょう。
現実のチームは全国大会経験者もいれば、初心者もいる、機敏な人がいて慎重な人がいるそんな草サッカーチームだと思います。
ですから、チーム中でのキャプテンを決めなければいけません。チームとしての、個人としての「権限」と「責任」も決定されます。
話は変わりますが、チームが機能して個々の能力がプラス方向に作用することが望ましいのですが、集団になったためにマイナス方向に行ってしますことが多々あります。
私もいろんなケースを経験していますが、その一つは「多数決」です。以前、メルマガで書きましたが多数決はチームの意思決定をする中で簡単に採用してはいけません。
なぜなら、分裂や派閥を作る原因になります。その上本当にいい意思決定になったのか判断ができません。確かに時間が掛からずに簡単にできますのでついやってしまいがちです。
むしろ、時間がない時はトップが決定をしてそれをどうゆう形でやっていくのかをみんなで話し合っていく方がその心配がありません。
集団になりますと、心理的な揺さぶりを受けることが増えます。これは、チーム全体の運営がうまくいかない原因になります。
チームの中で力を持っている人の言動に追随してしまう、「この人が言っているから間違いない。」で同意をしてしまう。自分を安全な場所に置いておきたい意識が出ます。
多数の意見に追随してします。「みんながいいと言っているから、間違いない。」と同意してします。これも同じ現象です。
行列ができる店は美味しいと判断する。間違った判断ではありませんが、実際に自分で確認したわけではありません。
チームのメンバー間では「確認作業」が必要です。そこからコミニュケーションに繋がっていきます。「なぜ、どうして決めたの?」この確認が必要です。
そして、最後に絶対にあってはならないことです。「リーダー(誰かが)がやっているから、私もしていい。」という判断です。
時間にルーズであったり、言葉遣いが悪かったり、服装が乱れていたり、サボったり、決めたルールを守らなかったりなど様々です。
このように自分の行動基準を他のメンバーからの影響で決めてしまう傾向がありますの注意が必要です。
P S:いろんな本を読んでいると、実際に経験していることが多いことに気がつきます。
この頃、なるほどと思ったのが「ストレスは解消するものではなく、原因を見つけて解決するもの」というフレーズです。
確かに原因を排除できれば1番いいのですが、全てできるものばかりとは限りません。案外、解決できないことでストレスになっていることが多いかもしれません。
しかし、この行動をしなければ一時的な解決になってもずっと繰り返して起きることになると思います。そのためにものすごくエネルギーを使うことになります。
チームの中でのストレスは「ある人物」でしょう。全体のやる気を邪魔したり、職員の離職の原因になったり、しかし外れると困る(仕事はできる・有資格者)みたいなタイプです。
簡単に辞めてもらう、異動させることも一つの方法ですし結果としてそうなってしまったこともあります。
反対に時間をかけて話し合いをおこなった結果、こちらからの要求を伝え、理解していただきそれからは一緒にいい仕事ができるようになったこともありました。
仕事ができる人は真剣に仕事を考えた上での反動が、行動や言動に出ているケースが多いです。同じ視線で意見を出し合い、現状を確認しこれからを話し合うといいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。