こんにちは。オフィスABUの安部浩行です。
ご愛読いただきましてありがとうございます。
2020年最後のメールマガジンになりますが、新しいカレンダーになるだけで何か変わる訳ではありません。時間はつながっています。
介護施設は正月もゴールデンウィークも関係なし、カレンダーの赤い日付も黒い日付も同じです。それが仕事なのです。
ですから年末・年始の挨拶はしないことにしました。
しかし、今年の年末年始はコロナの対策として面会や外出を禁止している施設がほとんどだと思います。通常に比べて時間が取れるではないでしょうか?
この時間を使って「自己評価」を行ってみてはいかがですか
介護する家族も数十年前と比べて定年も55歳→60歳→65歳と上がり、定年しても再雇用です。とにかく働かないと収入となくなります。
夫婦ともにフルタイムで働くことも普通のことです。介護離職するか?介護サービスを利用するして仕事を継続するか?ほとんどが後者を選択するでしょう。
また在宅介護と言われますが、老人ホームやサ高住に入居させざるえないケースも多くなり、今後増えていきます。私も実感として感じています。
プロの介護職員が優しい言葉をかけてくれて、バリアフリーで清潔な環境で生活できる。家ではできない「安全と安心」を求めて入居します。そして仕事にも専念できる。
利用者やご家族の方は、事業所、施設選びをすることになります。
私自身の母が要介護1となり今までと反対の立場から介護事業所や老人ホームを見る様になりました。簡単にその場で切り替えられるから不思議です。
施設、事業所探しは、まずインターネットで検索してホームページやその中のブログなどを見ます。それから見学するところを絞り込みます。
通所サービスを選ぶ時は目的に合わせて選ぶことになります。利用時間、機能訓練、入浴、レクリェーションなどです。そして楽しめるかどうかです。
自信があるところは施設の設備や食事のメニューが写真付で掲載されています。ブログも更新が頻回にされており、毎日のアクティビティが紹介されていたり、行事も詳しく紹介されています。
老人ホームを選ぶ時は、入居時に必要な費用や毎月の費用(予算)を検討します。年金内で賄われるのか、子供の支援が必要なのかどうか。オプション料金も確認します。
その他には、設備であったり、部屋の広さであったり、そして重要なのは施設全体の雰囲気です。後は食事内容です、毎日3食ですからここは大きなポイントです。
ご家族は、できれば安くて良いところと思われるでしょう。また結構どの老人ホームも内容ややっていることは同じだと思い込んでいる方が多いです。
実際に価格の差は存在します。どこがその差で何が違うのかが解りにくいのです。
ですから、他の施設との差別化(自分のところが良いところ)をいかに伝えることができるかがポイントです。
自己評価は、目標としている数字や課題に対しての達成がどのくらいできたかを自分で評価することです。
何がうまくいったのか、何ができなかったのか、失敗したことや問題点を含めて次の行動につなげるための検討するために必要なことです。
失敗や問題点を見極めることは重要な技術です。それは改善点を導き出せるすること含めてです。
私たちのサービスは、「利用者の立場」で評価する必要があると思います。自分の親を預ける事業所として選択ができるかどうかです。
自己評価には、もう一つの効果があります。課題の達成度の記録が残せることです。基準をきちんと明確にすれば前との比較もできます。
常に良くなっているとは限りません。職員の入れ替わりや設備の老朽化などのソフト・ハード面によるものや新規のライバル事業所の出現などいろんな要素でマイナスも考えられます。
自分の事業所や施設を自己評価することでアピールポイントを見つけ出し、改善点は修正して外部に発信します。外部発信がうまくできているかも評価します。
PS:自己評価に外部評価を加えて最終的な評価になりますが、利用者からは率直な意見はあまり出てきません。たぶん、気を遣ってもらっていると思います。
それは、サービスの衰退につながるのでいかに自己評価を客観的にできるかが求められます。
コロナ禍を理由に行事を縮小されることもあるかと思います。外部からのボランティアを中止などは仕方がないかもしれませんが、代替え企画を職員で行いましたか?
一度下げてしまうと元に戻すのには数倍のパワーが必要になります。単純にコロナ禍をサービス低下を当たり前にしてはいけないと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。