福老(フクロウ)になるメールマガジン20201219 Vol.186「最高基準を目指す意識を持つこと」

 

 

こんにちは。オフィスABUの安部浩行です。

ご愛読いただきましてありがとうございます。

 

 

高い基準を目指すこと、質に対する意識は常に持っておきたいことです。確かに現実問題で考えれば、実現が難しいことは無駄に思えるかもしれません。

 

しかし、意識は持っていないければいけません。実現するために何が足りないのかを知っておくことも必要なことです。

 

私自身が、そんなに自慢ができるようなことを実現できたわけでもありませんが、現状に満足してるようでは衰退することになります。

 

常に高い基準を目指すことで現状に妥協しない姿勢も生まれます。また職員に話すことでモチベーションにもつながります。

 

レクリェーションや行事のひとつを見てみても、今日も盛り上がったけどもうひとつ工夫をしてみようとか、あるいは何か改善できる点は無いかと常に考えることです。

 

利用者の満足度を高めるためによりいいものを提供しようとする。例えそれが失敗に終わってもトライしてみる、その結果は次回に活かせばいいことです。

 

 

最高基準のものを実際に見る事でモチベーションを上げる方法は有効だと思います。それは、実際に自分の目で見て耳で聞くことです。

 

私事ですが、中学生の時に祖母から「法学部なら最初の志望校は東大だね」と言われ、娘には「芸術系なら筑波大だ」と言い実際にキャンパスを見に行きました。

 

最初から目標を下げずに一番難しいところからスタートしろという意識です。そのために頑張るしか無いですよね。

 

そして、周囲の人ができる限りのバックアップをしてあげる事を行うことです。そうすれば自ずと何か形を残さないといけないという気持ちになります。

 

 

この考え方は医療法人時代にトップにも理解してもらいました。医療では病棟の経営、訪問リハビリを積極的に活動している医療機関を医事課長と面談しました。

 

介護ではISO9000を取った訪問介護事業所があるといえば東京まで行きました。介護付有料老人ホームを作るとなれば、

 

大阪まで当時最大数の老人ホームを経営している会社の施設を視察に行きました。また、職員の管理者候補には、3日間くらいの現場にて体験実習をさせました。

 

無論、視察見学等を探すのも交渉をするのも自分でしますから度胸もついたと思います。実際の現場の管理者との面談をお願いしました。数字と運営との両面からの情報が必要です。

 

そして経費をかけていく以上は何か有効な情報を持って帰ると必死でしたし、質問内容など準備も万全して行きました。メリットもディメリットも教えていただく姿勢です。

 

 

聞かれたことがあるかと思いますが、「学ぶ」と「真似る」は同じ語源であるといいます。良いところをうまく自分のものとして取り込むことが次の行動です。

 

自動車にしても基本的な部分は同じです。また目的も同じです、しかし最近は燃料が違ったり、自動運転ができたり、リスク回避ができたりと開発がなされています。

 

学び・真似て取り込んだものを、どのように加工していくのか、オプションをつけていくのか、オリジナリティを出していくのかを常に考えていきます。

 

インプットしたものはアウトプットして初めて価値が出ますから。しかし冒頭書きましたように簡単に実現できないものも多いです。

 

経費がかかるものや環境や構造でできないものなどすぐできないものを計画に、すぐできそうな良いところを見つける実行に移す習慣ができます。それが観察力だと思います。

 

 

スポーツの世界で優秀な指導車の方が「他の指導者と比較して自己満足に浸るのは二流の指導者であり、良い部分を真似しようとするのが一流の指導者である」と書いてありました。

 

そういえば情報をもらいに視察に行った時、受け入れ側の担当者は教えるだけではなく私から何かを得ようとする姿勢がありました。

 

何かを導き出せるではという貪欲さがあったように思います。

 

 

 

PS:私自身を含めて職員は、中途半端な状態で実習等には派遣しないことにしていました。紹介する場合も然りです。

 

大勢での全体研修は別として個別に近い視察や実習はそれ相当の知識を前もって勉強しておかないと相手に対して失礼になります。

 

その上、そこまで準備をして実習に行かせないと何も身につけてこないかならです。「あの施設の風呂の設備が凄かったですよ」という感想を聞くつもりはありません。

 

「ここが改善点です。」とか「このやり方がうちでも使えます。」あるいは、「これを買ってください。」など具体的に捉えてくることが目的です。

 

ですから、かなり量の質問をしてくるはずです。相手先から「実習に来た職員が欲しい」と

言われたこともありました。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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