こんにちは 介護ビジネスコンサルタントフクロウ 安部 浩行です
介護事業所を一つのチームとして見た場合、各役職、職種により役割分担がありその役職、職種が責任をもって仕事をコンプリートすることが理想です。
しかし、資格があれば基準は満たすが知識や経験には違いがあり、また能力にも個人差があります。
ここで必要となるのが管理者(チームリーダー)の重要性です。管理者とは、事業所を開設する申請書類にあり経歴書を添付します。事業所での最高責任者であります。
ただし、組織上での待遇(職位や等級)では主任であったり課長であったりと職務権限は別の規程がある場合もあります。
大きな組織では、事業所管理者を管理する部署があったりするのでしょうが小さな組織でも管理者イコール経営者でない場合は管理者が現場を運営していくことになります。
リーダーシップについては、後に書きますがここで注意することは指示系統や報告の流れが2つにならない事です。管理者を飛び越えたやり取りが始まれば収集がつかなくなり、その上に管理者が部下をコントロールできなくなります。
管理者の居場所がなくなると責任も意欲も無くなってしまいます。基本的な流れは上から下へ、下から上に順番通りに流れること。但し、緊急な場合と管理者に関する事は別です。
次にリーダーシップですが、この頃は人材不足なのか勉強不足なのか、法令に関する知識がない管理者がいます。管理者になる前の姿勢に問題があれば選任しなければいいば、本人の成長を促すことや他に選択肢がないケースもあるようです。
実地指導などは、管理者が対応します。準備や指示やチェックなども必要です。指導官とのやりとりは誰も助けてはくれません、ここでの精神的な強さも必要です。
しかし、日常の運営に必要な作業(記録、基準)について知識が無ければ何が必要でありその日のうちにしなければならないかを教える事ができない。
以前、教えるには2種類あることを書きました。ティーチングとコーチングです。ティーチングは、正解までを教えて指導すること。コーチングは正解を自分で導き出せるようにアドバイスをすること。この2つの教える使い分けることで職員の成長させることが必要です。
法令遵守に必要な日々の仕事や介護報酬を算定するためのルールは、ティーチングで教えるものになります。管理者は身につけて部下たちにティーチングすることになります。
管理者自体が何をしなければならないのかと理解していないと部下に何をすべきかを指示できない。しなければならないことができていないことを指摘できない、やってはいけないことこと指導できない。
管理者がリーダーシップを持つとは、きちんとした事業所として運営するという目標達成の為の行程が見えていること。それが、部下に伝えられ部下も何をすべきかの目標が見えることにつながります。
やらなければならないことがハッキリした後に、どうしたら間違いなく効率的にすれば記録が残せるかなどの思考が必要になり、アドバイスや修正を行いながら作業を完了させます。
このアドバイスや修正がコーチングです。どうしたら上手くいくかは自分で考えてもらいながら具体化するための手伝いをすることです。
介護サービス事業所は、介護保険制度の中で運営する為文章化された決まりを実行していきます。判断に迷うものはQ&Aもあり、詳細をみるには赤本、青本、緑本があり管理者になる方は勉強してください。
テーチングもコーチングをうまく使い分けて職員の仕事を円滑にしなければならないのがリーダーシップです。管理者がきちんとした仕事ができているかで職場の活気は違ってきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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事務所の名前とマークのフクロウは「福老」「不苦労」の漢字を当てられます。老いた方々に幸福を与えることができるような仕事をしたいと命名しました。
介護事業コンサルタントフクロウ 安部 浩行