こんにちは。オフィスABUの安部浩行です。
ご愛読いただきましてありがとうございます。
今回は、漫画の話から入りますが内容は確実に管理者を育成する方法論です。
私が住んできる鳥栖市の隣町ですが、基山町は「キングダム」の原作者原泰久氏の出身地であります。原氏は現在福岡県大野城市で原作である漫画を作成されています。
「キングダム」は現在57巻までが発行されており、物語は継続中です。NHKのアニメも新シリーズが5日に開始され、昨年実写版が公開されました。
私は、実写版とアニメを観てます、原作は残念ながら読めてません。
物語は、下僕(奴隷階級)の少年「信」が大将軍を目指して活動する。立身出世ですが、膨大な中国の戦国時代を背景の秦国が中華統一を目指すストーリーを重ねています。
私自身、歴史書籍が好きで、中国では「項羽と劉邦」「三国志」などは読んでいます。
歴史小説などから学ぶことは多いのですが、特に気になる人物は個別に調べて詳しく読みます。「諸葛孔明」「高杉晋作」などはそうでした。
話は、「キングダム」に戻りますが、この物語の中で一番の注目すべき点は自分が成長するすることに対しして姿勢(考え方)です。
以前書きましたが、職員には二通りあり、「やりがい」と求めるタイプと「働きやすさ」を求めるタイプがあります。
「働きやすさ」のタイプはエンゲージメントが取りに難く、キャリアアップに興味がないです。育成するメンバーから除外すべきです。
「キングダム」の主人公のように、自分の目標達成に必要なことは素直にかつ積極的に受け入れていき、その上に「早く」成し遂げるという意識があれば育成もやりやすいだろうなと思ってしまいます。
現実問題は、理想通りにはいきません。「働きやすさ」職員が管理者になるケースもあります。人間誰しも給与が高いほうがいいですから。
管理職になったけれども、仕事ができない・覚えようとしない・必要な知識がないなどの弊害が出てきます。それは、職責や職務内容は明確に伝わっていなかったなどの理由からです。
昇格する(給与が上がる)とは、それに見合った責任や知識が求められることを理解しているかどうかです。
一番恐ろしいのは、管理職の立場を与えられたことで自分が評価されているとの確信です。
今の仕事水準で十分である判断して、中途半端な力でプライドだけを作ってしまうことになります。
その組織の中では大丈夫でしょうが、第三者(例えば行政担当者)が絡んで来た時に追い詰められます。今までに何度となく実地指導でそのケースを見ました。
きちんとした仕事方法を指導していくシステムができていないとこの状態に陥ります。また、管理者となった職員がこの指導を受け入れ行かない場合も同様です。
管理者希望者が管理者として成長するしてもらう方法が「キングダム」の中にもありました。それは、小集団の取りまとめから経験させること。
「キングダム」では、五人の長から百人の長(百人将)そして千人の長(千人将)と管理する規模が大きくなる軍隊組織です。
一つ規模が大きな集団は身近な目的であり、大きな組織の長は最終的な目標にできます。まずは、五人以下の集団の管理からやらせてみることです。
その中で、一つ上の集団では何を管理しなければいけないかを勉強します。そして最終的に事業所の管理者に必要な知識や技術を身につけます。
職員の面接をすると、事業所の管理者経験者がいて実際に仕事してもらうと何もできない人がいます。仕事ができず、プライドが高いと職員に潰されてしまうこともあります。
任命を行うには、本人の覚悟の必要ですが会社のバックアップも必要です。単純に経歴や経験年数では判断できません。
組織内の細分化は、指示系統を確立する意味でも有効です。人物の力量の確認もできます。
最後までお読みいただきありがとうございました。