福老(フクロウ)になるメールマガジン20200330 Vol. 147「マイスターの役割とは」

 

 

こんにちは。オフィスABUの安部浩行です。

ご愛読いただきましてありがとうございます。

 

人とのやり取り中で、言いにくい事がありますか?

言いにくい事ではなくて、言いにくい人ではありませんか?

 

前回、マイスターの必要性を書きました。あえて嫌われ役と書きましたが決して「嫌われろ」ではありません。

 

 

管理をする上で、どの人にも共通して理解してもらう必要なことは全体的に話します。

個別に理解してもらいたいことは個人に話します。

 

全体の話だけだと焦点がぼやけたり、きちんとできている職員の不満を生みます。

 

個人に話をする際に、相手に感じていることがあれば言いにくくなってしまう。つまり「感情」です。

 

日頃から仲がいいとか優しいとかだと厳しいことや注意がやりにくい。

逆にコミニュケーションが取れていないといきなり言いにくい。

 

これが、マイスターの悩みになっていることが多いです。

 

しかし、これは仕事と割り切ってやらなければならないこと。ただし、頭ごなし言う事は逆効果です。

 

人間関係を保ちながら、きちんと理解してもらい伝えてそして実践してもらうために必要なものは、ルールの明確化です。

 

国家はもちろんのこと、スポーツにもルールがあり全てロジカルに説明ができるようにしています。

 

審判は自分の感情は別にして決められた判断基準により試合の運営を行います。選手も不満があっても、仮に審判にミスがあっても逆らうことはできません。

 

もし選手サイドに立ってしまえば、選手は自分の言うことが通ると錯覚してルール自体が意味がなくなります。

 

 

ルールは部下の仕事をやりやすくするためにも必要です。自分で仕事での動きを管理することができます。部下が自ら「やる気」を出すための目標設定もしやすくなります。

 

 

ただし、勘違いをしていけないのはルールを管理する側にもルールがあることです。管理者の職務内容・責任・権限であったり、主任の職務内容・権限等です。

 

あわせて、上司から部下に行うことのルールです。上司から部下への指示の明確化、具体化、指導の方法、ミスに対する対応などです。

 

パワーハラスメント防止等の問題も含めて、部下への指示は「結果や報告の形」「やり方」「期日」などを具体的に伝えること、指導を行うときは感情で話すのではなく理解してもらいます。

 

例えばミスの場合失敗を責める(おこる)のではなく、原因を追求し再発を防止します。

 

マイスターに必要な条件は、「俺はルールブックだではなく」の意識ではなくて業務を円滑に推進するための「ルールの執行者であり保守改善を行う者」であると思います。

 

 

「そのくらいわかるだろう」とか「そのくらい察してよ」では部下の育成はできません。その結果、愚痴や不満を言うような職場にならないようにしたいものです。

 

以前、私も部下にはっきりと言われたことがあります。「話が高度すぎてわからない。」「安部さんの心の中までわかりません。」とたぶん私自身がついて来いという姿勢でした。

 

 

全て組織で、このやり方が上手くとは言い切ることはできません、その組織の都合もあります。しかし、上司の指示に従って仕事をし結果を出すことが基本姿勢だと思います。

 

そのためにルールはわかりやすく明確に存在しているはずです。もし明文化かれていないのであれば作成し、共通の認識をもって行えば職員のモチベーションが持ちやすすくなると考えます。

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です