福老(フクロウ)なるメールマガジン20200620 Vol.159「ルールを意識し、守る組織作りをする。」

 

 

こんにちは。オフィスABUの安部浩行です。

ご愛読いただきましてありがとうございます。

 

 

最近、Twitterでよく読むのですがコロナで不要になったもので「通勤」を訴える若い人が多いです。確かに在宅勤務でうまくできたのですから。

 

通勤に使う「時間」「エネルギー」そして会社では「人間関係」や「嫌な上司」などが排除されたら如何に楽しい生活になることと思います。

 

私たちが、行っている「介護」はリモートではできないので通勤は避けることができない仕事です。しかしそのお陰でいろんな楽しいことや喜びもあります。

 

人間と人間のビジネスも悪くないと言ってやりたいですね。

 

 

ルールの話が続きますが、ルールこそが組織作りの基礎になります。

なぜなら、人が集まった集団は単なる「グループ」です。「グループ」が目標を持って「チーム」となります。

 

 

簡単に説明すると、スポーツに例えるとわかりやすいかと思います。試合に勝つという目標ができて、試合に臨むための準備をしします、練習もします。

 

その練習をするために、運動ができる服に着替えます。靴を履きます。走る競技で長靴やヒールで練習する人はいないと思います。そして勝つための練習や戦術を練ります。

 

この行動は、自然と身についているのです。

 

 

もう一つ例を書きますと、小学生の集団登校です、地区地区で1年生から6年生までが一緒にグループになって登校をします。

 

目標は「安全に小学校に到着する事」です、この集団は「チーム」になります。上級生は下級生と手を繋ぐなどの安全に登校するために守るべきルールが存在するのです。

 

 

最近のマネジメントの風潮で「自由な生き方」「束縛をしない」「フラットな組織」などがもてはやされるというか、社員を辞めさせない管理職が有能みたいなっています。

 

しかし、私はこの考え方に賛同しているわけではなく、表向きはこの風潮に合わせながら基本的な事柄は「ルール」で管理すべきと思います。

 

 

 

仕事をする時の「服装」などは時にそうです。以前、グループホームで「家庭的な雰囲気作り」を目標にユニホームを決めずに仕事をすると決めた事があります。

 

管理する側では、頭の中にエプロン姿で楽しく入居者と過ごしている施設のイメージがあったのですが、実際に始まってから「ジーパンはダメ」「ピンクは派手」とか意見が出てきます。

 

ゼネレーションギャップもあり、年配の方が勝手に若い職員に注意したりと現場はガタガタになっていきます。

 

目的としたものが、職員全員に伝わっていない。典型的な管理者のミスです。自分だけがわかっている。そして違った時は、押し付けてしまう。

 

最終的には、ユニホームにしておけばよかったと一番大切な目標を止めてしまう結果になります。何が失敗の原因だったのか?

 

それは、ユニホームを決めないというルールを作らなったからです。むしろ、何を着てもいいとルールを作ってしまったとも言えます。この二つのルールは、同じようで意味合いは全く違ったものです。

 

仕事をする時に着るユニホームを決めないけれども、購入する費用は一定額会社負担する。(その限度額内で準備する)、あくまでも仕事用である(プライベートでは使用しない)、その他にも素材や色などを明確にしないといけないです。

 

 

もう一つ付け加えますと、通勤の服と仕事の服の区別がしなくなる職員も出てきます。特に地方は自家用車での通勤が多いため着替えをせずに家との往復をする職員が出てきます。

 

これは別のルールの「感染症対策」から違反です。中には帰りどこも寄らないからとか屁理屈をいい出す方もいますが、ルールを守るという基本行動の違反で着替えさせる問題です。

 

 

 

いろんな自己主張や屁理屈に対応していれば、時間はいくらあっても足りません。そのためにルールは必要です。

 

 

ルールを作らなければ、職員は何を判断基準していいかがわかりません。自己判断を認めてしまうという結果を作ってしまう可能性すらあります。

 

判断と評価は、その立場にある権限者以外にさせてはいけません。また説明する機会もあると思いますが組織の在り方を理解させる「役割の定義」に引っかかってきます。

 

つまり管理をする者と、一般の社員とは組織の中での役割が違う事は明確にしておく必要があります。

 

 

PS;ここでお話ししている「ルール」とは基本的には誰でもができる事です。難しい知識や技術ではなく、日頃の仕事で必要最小限のことです。

 

もし、職員ができない時は管理者の責任です。なぜ、できないかを検討しルール自体の見直しを行ってください。内容の不足や表現が難しいものを改訂します。

 

決定したことに固辞せず柔軟に変える姿勢は必要です。但し、「ルールを意識し、守る」こと組織に根付かせることです。

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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