こんにちは 介護ビジネスコンサルタントフクロウ 安部 浩行です
新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。年頭にあたり私自身の事を知っていただけたらと思います。
元旦から仕事が当たり前の生活をしてきましたので、やや違和感ありです。もしかしたら以前もブログに書いたかもしれませんが、私は介護員をしたことはありません。
常に事業所の立ち上げと運営(管理者)をしてきました。介護支援専門員としての勤務はありますが、病院での退院支援(MSW)的な役割、クリニックの事務長、医療法人の介護事業部の責任者から医療法人が設立した介護専用の株式会社の雇われ社長などです。
しかしながら、現場で利用者や家族の方々とは窓口として係わっています。いろんな相談や困難事例の解決、行政とのやりとり、現場では、事業所の目標や特性を定めた上でのアクティビティの企画・事業所行事の企画などです。
クリニックの事務長以降は労務・人事(入職から育成)・会計と携わっている。言い方を変えると取り敢えずなんでもやってきたと言えます。医療業界に入る前は、新聞系の広告代理店の営業をして、次は段ボール工場の製造業務を経験しています。
介護保険以前は、老人デイケアと書かれた車での送迎NGで離れたところに車を止めて迎えに行ったり親の面倒を人に頼むのはタブーみたい感じでした。
介護という仕事が、介護保険制度が施行されるとともに「介護していただく」から「介護してもらう」というサービス業である視線に変わり、利用者はお客様に変わっていく流れも見てきています。
そして、2000年介護保険の目的が在宅介護にあったにもかかわらず、政府が思った方向にいかず通所や施設介護に集中し、施行前は、講座を受けるのに3倍以上の競争率がありプラチナカードに思えたヘルパー2級の資格証が全く収入を結びつきませんでした。
介護事業に民間企業が参入し、ビジネスとしての介護サービス事業所の開設や運営が始まりサービス事業としての競争が激化していきます。その中で、グループホームの2ユニット規制や特定施設を含めて総量規制の導入されます。
そして、2018年からさらに構造改革が始まり、地域ケアシステムの構築のため総合事業や共生サービスや混合介護などが開始になりました。
介護保険が始まり、まずは事業数の確保を優先し、次に箱物の総数量を規制しました。そして、これから事業所を選択する。その流れが今始まっていると思います。
話は変わりますが、ラーメンチェーンの幸楽苑ホールディングスが2億円事件のという広告を出したニュースを読まれましたか「働く人の気持ち」を守るため新社長が創業64年初めて1月1日・2日を一部の店舗を除き休業にした告知広告だったそうです。
この休業で失う損失が、「売上げ2億円」で経営者の取り組みが話題になっています。ラーメンは2日食べなくてもなんら問題はないと思いますが、要介護者の食事介助やオムツ交換はそうはいきません。休むわけにはいかないのです。
出来ない事を言っても仕方ない、しかしそれで終わってしまえば経営者とは言えないと思います。経営者のに気持ちが伝わる何かを形にして社員に提供することが経営努力だと思います。
これからは社員の満足度を高めることを経営者は考えることが必要です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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事務所の名前とマークのフクロウは「福老」「不苦労」の漢字を当てられます。老いた方々に幸福を与えることができるような仕事をしたいと命名しました。
介護事業コンサルタントフクロウ 安部 浩行