福老(フクロウ)になるメールマガジン20200829 Vol.169「組織の成功のサイクルを作ること」

 

 

こんにちは。オフィスABUの安部浩行です。

ご愛読いただきましてありがとうございます。

 

暑い日が続いています。健康にはお気をつけください。

 

出会った方は大切したい。何か縁があって出会ったはずだから。

 

 

医療機関に併設する老人デイケアは、運営していましたが介護保険が始まった2000年に、一番最初の住宅型有料ホームを開設しました。

 

住居として、生活をまる抱えするのは初めてでした。そこで、一つのコンセプトを決めました。「ここから始まる思い出作り」です。

 

老人ホームとは、自分から希望して入居されるケースはまずありません。また当時の老人ホームのイメージは例えたら牢屋に入れられる様なイメージを持っている高齢者がほとんどでした。

 

しかし、私は家では邪魔者扱いされていたお年寄りが老人ホームで活き活きと暮らしているケースを何度も見ています。家の中では肩身が狭かったのでしょう。

 

歌会で自分を「籠の鳥」と詠んだ方もいました。雰囲気や自分の家の中での居場所、扱いから例えたのでしょう。

 

 

80歳を超えて何かの縁があってお預かりすることになった方々に、今まで自宅ではできなかったことをしてあげて思い出として残せたらという思いでした。

 

スタッフにも、このコンセプトを理解してもらっていろんなイベントを実施して写真に残して、入居者一人一人のアルバムを作成しました。

 

あわせてご家族に作品展や隠し芸の発表会を行い、その制作の様子や練習風景を写真で残し本人やご家族がいつでも閲覧できる様にしていました。

 

認知症の方もいてすぐに忘れても自分の写真を見て楽しめる。ご家族は、日頃の状況が写真でわかる。

 

そして、退去されたりご逝去された時はそのアルバムをご家族に差し上げました。中には遺影になされたり、葬儀場で展示していただいたりと喜んでいただいてました。

 

本当に当時のスタッフもよく頑張ってくれました。介護保険も始まったばかりでやる気に満ちたメンバーでした。

 

 

そこで今日の本題です。

 

組織のあり方の方向性とは、トップが掲げる(目標)と現場が「やろうと決めること」(意思決定)とが相互理解をして一致することが大切です。

 

そのためにはオープンな意見交換が必要です(コミニュケーション)、次にアイデアや企画立案を行い、それから実行にする。最後に、その成果を見る。この流れが重要です。

 

このサイクルを成し遂げることで組織内の信頼関係が高まり、達成感や自信が生まれます。そして質が高い挑戦ができる様になります(ステップアップ)。

 

この1連の流れを繰り返すことにより、組織内のスタッフの「関連性」「思考」「行動」「評価」がレベルアップし良い結果を生み出していきます。

 

 

このサイクルの推進力なるのが、昔はトップダウンだったかもしれません。現在は、フラットな関係なのかそれ以外スタッフなのかどうかは、その組織で決めることです。

 

そして、もう一つ大切なことは組織で決断したことは管理職の決断になります。オープンな意見交換を行っても、最終的には管理職の許可が必要です。決してスタッフだけで決断させないとこです。

 

責任の所在が不明な仕事はありませんし、あり得ません。

 

 

PS:生涯の親しい人との出会いは、300人と読んだことがあります。たぶん仕事がらみの出会いは含まれないのかなと思います。

 

家族、各年代での友人、恋人、職場での直属の上司、部下、そう考えてみると本当にゆっくりと話をしたり、マンツーマンで話たりした人数ってそんなにいないな思います。

 

自分のために時間をくれた人は大切ですね。感謝です。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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