こんにちは ふくろう介護事業コンサルタント事務所
安部浩行です
介護報酬新単価は確認されましたか
いろんなサイトで、報道されていますが
まずは、改定された箇所をみてきます。
私自身の経営ビジョンは一緒に地域1番の介護事業所を作ることです
今回の介護報酬について、経費がどうのこうのとか書いてます。
儲かるかどうかと言ってもいいでしょうが
私はきちんと収益があって、それが後ろ盾になり
いい介護サービスが提供できると考えてます
3月31日が終わり、4月1日が来た時から、同じ仕事をして
もらえる報酬金額が変わります。
信頼される介護事業所を目指すためには、
経営自体が安定していないと実現はできませんから
まずは、発表された数字での現在との比較をもとに
それの対する費用等も書いています
居宅介護サービスで、主に利用されているのは、
訪問介護・通所介護ですが、
訪問介護は、身体介護は短時間(20分未満)が横ばいで、
その他は微増(30円〜)というところでしょうか
同一建物にかかわる減算は、あとで取りまとめます。
次に通所介護ですが、規模によって明暗ははっきりでました
検討段階で、言われていた通りですが
収支率の良い大規模は、下げられています。
通常規模は、時間が1時間単位になったため、現在の実施時間で
7時間以上9時間未満を例にとりますと
8時間以上9時間未満が横ばいで7時間以上8時間未満は引き下げになります
小規模は逆で、7時間以上8時間未満が横ばいで、8時間以上9時間未満は引き上げです。
指導では、7時間を超えて実施時間のプランであれば、
7時間以上9時間未満を算定できたので8時間を超えるプランで実施していたのは自分はみたことがありません
と言うことは引き下げになります。
それならば、8時間以上のプランに変えたらいいじゃないかと言いますが
4月から1時間実施時間を伸ばす理由を証明しないといけません。ケアプランは事業所の都合ではなく、介護の必要性から決められるのです。
実施時間を伸ばすことは、職員の就業時間にもかかわつてきます。
迎えの送迎から、帰りの送迎まで含めるとどう考えても
9時間にはおさまりません。8時間労働の休憩時間1時間で9時間です。
この増えた勤務時間をどのように対応するのか
配置・人件費を考えないといけません。
新たな加算は、生活機能向上連携加算200単位/月が新設されています。
訪問・通所リハを実施している事業所、リハを実施している医療機関(原則200床未満)の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・医師との連携が必要です。
理学療法士の方たちは、かなり忙しい仕事です。
通常業務で精一杯ではないでしょうか
大規模のリハビリ施設をもつ医療機関が運営母体であれば、
算定=増収としていいかなと思います。
民間の事業所は病院や事業所に依頼するの、契約が必要ですし、費用もかかります。
介護事業の質の向上や自立支援に目指した政策を
批判している訳ではありません。
あくまでも、収支をみています。費用対効果とでもいいますか
ここからは、実際に大規模(I)でシュミレーションしてみます。
あるデイサービスです。 月間利用者延べ人数 822人 総額 572万2130円
利用者の内訳
3時間以上5時間未満
介護1 48人 介護2 34人 介護3 40人 介護4 7人 介護5 17人
5時間以上7時間未満
介護1 19人 介護2 7人 介護3 29人 介護4 0人 介護5 0人
7時間以上9時間未満
介護1 263人 介護2 168人 介護3 176人 介護4 14人 介護5 0人
この内容で新報酬で計算します。
3時間以上4時間未満・5時間以上6時間未満・7時間以上8時間未満 の場合、総額が545万5410円
差額は、26万6720円になりました。平均介護度2.4です
処遇改善加算等の加算は含んでいません。
ざっとして計算でしたが、一月これだけの収入の差がでました。
この金額は利益がマイナスになることになります。
その2も書きますのでよろしくお願いします。
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ふくろう介護事業コンサルタント事務所 安部 浩行